義理人情の世界と現代経営―ウエットなしがらみをいかに断ち切るかは大きな課題―Ⅲ
先日、そのときのメンバーが京都に集まってささやかなOB会を開きました。
テキストを作成した時の会計人グループの大きな会議が関西で行なわれた流れでの集まりでした。
私はその会議には参加していなかったので、OB会参加のためだけに鹿児島から出かけて行ったのです。
当時、我々が力を注いだテキストは、その後のテキスト作成においてもプロトタイプとなって、そのコンセプトは引き継がれていったことを知りました。
みんなの情報によれば、その基本的な骨組みはいまだに大きく変わっていないとのことでした。
とはいえ、あれからもう随分年月も経っている。経営を取り巻く時代背景なども大きく変わったはずです。
できれば、またあのときのようなエネルギーで、次の世代に新しいコンセプトを打ち出して欲しいと思います。
経営者にとってだけでなく我々にもその必要性があるだろうと思うのです。
「今の若手が次のコンセプトを打ち出せないんだったら、新しいテキスト、また俺たちで作ろうぜ。」
などと、気炎を上げて古都におけるOB会は大いに盛り上がりました。
つづく