「小1プロブレム」を解消するリトミックの効果
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「小1プロブレム」を解消するリトミックの効果
「小1プロブレム」という言葉を知っていますか?小学校に入学したばかりの児童が、授業中に座って先生の話を聞けなかったり、集団行動がとれなかったりすることで、10年以上前から問題になっています。
「遊び」を中心とした幼稚園から「学び」を中心とした学校生活への変化は、子どもたちにとって、とても大きなものです。これまで、ある程度自由にカリキュラムが組まれていた幼稚園とは違い、学校では45分単位の授業が基本となります。子どもにとっては、「45分座って、なおかつ先生の話を聞いている」というのは大変なこと。そこに必要とされるのは、ひとえに「集中力」です。
音を捉えて体で表現する「リトミック」が集中力を養う
「集中力」をつけていくのにリトミックが効果的です。まず、基本は「Go&Stop」。ピアノに合わせて歩き、ピアノが止まったら止まるというものです。それができるようになれば、少しずつ音の指示のバリエーションを増やしていき、音の高低や拍子を聞き分けたり、手と足で別のリズムを表現したりします。ずっと流れているのは音。つまり、音に常に集中していなければ、どの動きも成立しません。
ちなみに、「日本子ども教育センター」のカリキュラムは、講師の即興演奏が要です。子どもの動きを見ながらイレギュラーに即興で指示を出すため、ひとときも気を緩めることができません。子どもたちは、いつ流れるか予測のできない音の指示を捉え、なおかつ、指示通りに体を動かします。
このような訓練を積み重ねることにより、集中力が高まるだけでなく、しっかりと意味を考えながら「聴き」、「聴いたこと」を的確に表現することができるようになるのです。
リトミックでは、生きるための基礎となる様々な力が身につく
先生の話をただ聞き流す子も多く見られる中で、「リトミック育ち」の子どもたちがしっかりと話の意味を捉えながらながら聞き、その指示通りに動くことができるのはこのためです。
また、リトミックでは、集中力の他にも音楽的な能力や社会性、想像力や表現力など、生きるための基礎となる様々な力を身につけることができます。どれも学校生活を楽しむために役立つ力ばかりです。幼児期からリトミックを始めて、楽しい学校生活へと結びつけていきませんか?
0〜100歳に音楽の素晴らしさを伝えるリトミックのプロ
廣田奈穂子さん(Smile Music)
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