文系入試も理数必須を自民が提言。理数が好きになる勉強法
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数学が得意な生徒の大半は、理科が得意で好き
近年、子どもたちの理科離れが叫ばれています。そのような中、先日、自民党の教育再生実行本部(遠藤利明本部長)が理数教育の充実策として、文系を含むすべての大学入試で理数科目を必須とすることと、小学校の理科の授業をすべて理科専門の教師が行うことを提言しました。
理科嫌いの子どもたちが増えている昨今、注目したいのは「理科は嫌いだけれども、理科の実験は好き」という生徒が多いという点、そして数学が得意な生徒の大半は、理科が得意で好きであるという点です。しかし、教科書に載っていることの暗記や、実験の結果だけを見ていていても楽しくありません。そこで、理数が好きになる勉強法として、まずは数学から始めることをおすすめします。
数学は、公式という道具を用いて攻略するゲーム
数学は与えられた公式という道具を用いて問題を攻略していくという点で、ゲームによく似ています。さながら、「分厚い説明書が用意されているゲーム」といった感じではないでしょうか。この分厚い説明書を面倒くさがって読まず、ルールを理解しないままゲームを始めても楽しいわけがありません。よって、まずは重要な公式や法則、計算などの主なルールのみを覚えることが肝心です。あとは、実際に問題を解きプレーしながら、必要に応じて速く解くためのテクニックや、攻略するための必殺技として、その他の公式などは学び覚えていけば良いのです。
また、自分に合った難易度の問題を解くことが大切です。クリアできそうにないゲームは面白くありません。また、簡単にクリアできるゲームも面白くありません。クリアできそうで出来なかったゲームをクリアできたとき、喜びは大きく楽しさが増します。
そして、時間をかけてじっくり考え、試行錯誤しながら解くことも数学というゲームを楽しくさせるポイントです。考え、ひらめき、解けたときの達成感と充実感はくせになります。解けなかった時も、答えを見て「あー、そういうことか!」と思うことができれば、時間をかけた分、答えを見たときの「なるほど!」という頭の中がスッキリした感じは、数学をより一層楽しくさせます。
数学を好きになることが理数の成績を上げる第一歩
「好きこそものの上手なれ」ということわざの通り、何事も苦手だったり出来なかったりすると楽しくなく、嫌いになります。得意なもの出来るものはどんどん楽しくなり、好きになります。このようにして、数学が得意になってしまえば、より数学が好きになり、より上達するという、好循環が生まれます。
初めから全てを覚えようとせず、必要最低限のルールのみを覚え、自分に合った難易度の数学というゲームから始め、ひたすらプレーしてみてはいかがでしょうか。
家庭教師と塾で算数と数学を教えるプロ
竹村洋さん(数塾)
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