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桜を用いたハーバリウムを手作りで。春を感じる季節のアイテム

カテゴリ:
スクール・習い事
キーワード:
プリザーブドフラワー 花束
ブーケ 造花
{桜のハーバリウムを手作りで}

寒い冬を終えると新芽がふくらみ、新しい季節が訪れます。そして、春の訪れを告げる花や草木は、私たちの暮らしに彩りを添えてくれます。かわいくて、季節感のある花々をインテリアとして取り入れ、春を感じてみてはいかがでしょう?今回は、桜のアーティフィシャルフラワーを用いたハーバリウムの作り方をお伝えします。

インテリアとして人気のハーバリウムとは

ハーバリウムとは、本来「植物標本」のことですが、近年はインテリアフラワーとして人気を集めています。ハーバリウム専用オイルが入ったガラス瓶にドライフラワー、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)などをアレンジし、ガラス面を通して見る花の美しさを楽しむオシャレなインテリア雑貨です。

ハーバリウムに用いる素材のひとつドライフラワーは、自然の花や葉、果実などを日陰の風通しのよい場所で乾燥させたものです。プリザーブドフラワーは、生花や葉を特殊な液体に浸して水分を抜いて作られるもので、自然界にない色付けができ瑞々しい色と質感を保つことができます。

アーティフィシャルフラワーは、さまざまな素材を用いて作られた造花のことです。「アートフラワー」「シルクフラワー」と呼ばれることが多かったのですが、近年は「アーティフィシャルフラワー(人工的な花)」と統一された名称で広がりをみせています。

アーティフィシャルフラワーは、それまでの造花と異なり、まるで生花のような色と風合いを実現していることが特徴です。本物のような美しさと季節を選ばず好みの花を楽しめるということで家庭やお店などでインテリアとして取り入れられています。

アーティフィシャルフラワーの進化は目覚ましいものがあり、展示会などで目にした人が「これ、生花ですか?」と驚くほど、リアルで高品質です。水やりやお手入れの必要がないこと、花粉アレルギーの心配もなく、色あせもほとんどないため、長く、楽しむことができます。 

アーティフィシャルフラワーの桜を用いたハーバリウムの作り方

【準備するもの】
アーティフィシャルフラワーの桜の枝
プリザーブドフラワーのかすみ草
タッセル、リボン、ハーバリウム専用オイル、ハーバリウム専用四角柱のガラス瓶
ワイヤーカットハサミ、ピンセット、わりばし

【作り方】
1)ガラス瓶の底に、かすみ草をふんわりとピンセットで差し入れる。
2)アーティフィシャルフラワーの桜の枝を、ガラス瓶の高さの枝と、短い枝にカッターで分ける。それぞれに花がつくようにカットする。
3)桜ハーバリウムは正面から見る作品にするため、正面から見て美しいように桜の短い枝を瓶の底にピンセットで差し入れる。その後、長い枝を短い枝の後ろから差し入れる。一番美しい花が正面からきれいに見えるようにアレンジし、他の花の向きが違ってもいいので、ピンセットで枝の向きを変え、バランス良くアレンジする。
4)ハーバリウムオイルを四角柱の上の隅の部分までいれ、わりばしを使い、かすみ草少量を空間にアレンジし、桜の花びらを1枚1枚わりばしで開く。
5)ハーバリウムオイルを瓶の蓋の直前まで入れ、しっかりと蓋をする。
6)蓋の部分にタッセルを絡ませたリボンを巻く。タッセルは正面から見て、右横にくるようにアレンジする。
※製作時間 約40分

桜の枝をアレンジする際に、桜の花の表情をよく見てアレンジすること。また、花びら1枚1枚を丁寧に開くことによって、桜の花がより美しく見えます。

ギフトにもお部屋の和モダンインテリアにもなる桜ハーバリウム

桜は日本を象徴する花であり、今や、世界中から注目される花となりました。桜の命は短く、生花は春しか見ることができませんが、アーティフィシャルフラワーであれば1年中その美しい姿のまま取り扱うことができます。

アーティフィシャルフラワーの桜を使った「桜ハーバリウム」は、場所もとらず、プレゼントとしても喜ばれます。和室などに和モダンのインテリアとして飾ることができるほか、洋室にもなじみ、淡いピンクのグラデーションと可憐な咲姿を楽しむことができます。

今年は、桜ハーバリウムだけでなく、桜の花1輪、1輪で製作する「桜フラワーボール」の人気も高まっています。桜ハーバリウムで、お部屋に春を演出してみませんか?

花のある心豊かな暮らしを提案するフラワーデザイナー

澤地由香里さん(Deco R Yokohama)

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