被害を最小限に 台風から身を守る12の心得
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夏から9月にかけて多い台風に要警戒
今年の夏も記録的な暑さの一方で、大雨やゲリラ豪雨という異常気象が続いています。これから9月にかけては台風が多い時期となりますが、この猛暑が台風の発生に影響しないか心配です。台風時の強風により建物や樹木などが破壊されるほか、高潮や高波が引き起こされます。また、雨量も非常に多くなるため、河川の増水による水害や、土砂流、崖崩れの土砂災害も起こりやすくなり、警戒が必要です。
台風は地震と違って、ある程度の予測ができます。したがって、日頃から台風への備えをしておくことに加え、台風接近時には気象庁などが発表する情報をもとに対策をとることが大切です。
「自助」の心構えで台風に備えることが被害を最小限におさえる鍵
<日頃から備えておくこと>
1、停電、断水など、ライフラインが中断された場合や避難が必要になった時に備えて非常持ち出し品の準備をしておく。
2、市町村が作成している「ハザードマップ(自然災害による被害範囲を予測し地図化したもの)」を参考に、浸水や土砂災害の発生が予測される近隣の危険個所をあらかじめ調べておく。
3、避難場所や安全な避難ルートを確認しておく。
<台風が接近する前に>
4、窓や雨戸をしっかりと閉めて、必要があれば補強する。
5、側溝や排水溝を掃除して水はけを良くする。
6、ごみ箱や鉢植えなど、風で飛ばされそうなものは固定するか家の中に移動させる。
7、家の中にガラスが飛散するのを防ぐため、雨戸やカーテン、ブラインドをおろす。
8、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する。
<台風が接近したら>
9、気象庁が発表している台風情報を常に確認する。
10、交通機関が止まるおそれがあるため外出は控える。外出している人は悪天候になる前に帰宅する、もしくは無理な移動は避ける。
11、小川やマンホールに転落する事故や土砂崩れに巻き込まれる事故が多いので、危険な場所には近づかない。
<避難勧告が出たら>
12、市区町村から避難勧告・避難指示が出た時や危険を感じた時は、火の元を確認して、すぐに避難する。
「自分のことは自分で守る」という心構えで、日頃から家族や近隣の人と防災について話し合っておきましょう。「自助」の精神で台風に備えることが、被害を最小限におさえる鍵となります。
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