マイベストプロ

JIJICO powerd by マイベストプロ

  1. 未だにある!LINEやFacebookアカウントの乗っ取り

未だにある!LINEやFacebookアカウントの乗っ取り

カテゴリ:
ビジネス

未だに発生しているLINEやFacebookアカウントの乗っ取り

cc57022d26ec39c5369168a31a8152a3_m

少し前に大々的に流行ったLINEやFacebookアカウントの乗っ取りが未だに多く発生していますので、今回はその手口と対処方法について解説します。
以前はLINEのアカウントが乗っ取られて、その乗っ取られた友人になりすました犯人が「コンビニに行ってiTunesカードを買ってきて」などのメッセージを送ってくることが多かったのですが、最近はFacebookのアカウント乗っ取りが増えています。
一説によると、Facebookへの不正なアクセスは1日に90万件以上にも登るそうですが、今や世界中で17億人を超えるユーザーがいるといわれているので割合からするとあまり驚く数ではないかもしれません。

乗っ取りの手口

乗っ取りの手口としては以前と同様、友人になりすました犯人が「今、忙しい?」などとなれなれしいメッセージを送ってくるところから始まります。
親しい友達からのメッセージなので、普通に対応しがちですが、返信をすると次に「Facebookのアカウントが凍結されてしまったので携帯電話の番号を教えて」などとこちらの電話番号を聞いてきます。
この時点で怪しいと思わなくてはいけないのですが、親しい友達からのメッセージだと思い込んでいますので、何の疑いもなく電話番号を教えてしまったりします。
すると犯人は「その電話番号あてにショートメール(SMS)で番号を送るのでそれを教えて」と言ってきます。
ここでショートメール宛に送られた暗証番号を聞き出すのが犯人の目的なのです。
これらの犯罪は主に外国人犯罪グループによって行われていると言われており、やりとりの日本語が不自然ですが、ここまでの会話では気がつかないことも多いようです。
そもそも、親しい友達が改めて電話番号を聞いてくることも不自然ですが、電話帳を消したなどということもないわけではないので、応じてしまうケースもあるかもしれません。
「オレオレ詐欺」に近いですね。

乗っ取り犯がメッセージを送る手口は何種類かありますが、そもそも友達のアカウントが既に乗っ取られていて、そこからメッセージが送られている場合は、自分の電話番号やSNSからの認証番号を送ってしまうと、今度は自分のFacebookやLINEのアカウントをも乗っ取られてしまう危険性があります。
最近これらのSNSでは、安全性を高めるためや自分のパスワードを忘れたときのために、携帯電話の番号にショートメールで送られた認証番号を使ってそれらを確認する機能があり、その機能を悪用した手口がこれです。

また、Facebookには自分がパスワードを完全に忘れてログインできなくなったときに自分の3人の友人の協力を仰いでパスワードをリセットできるようにする救済策があり、それを悪用する手口もあります。
この場合も安易に電話番号と認証番号を教えてしまうと、それが友達の確認となり乗っ取られた人のパスワードがリセットされて完全に乗っ取られてしまいます。

Facebookの乗っ取りが増えているワケ

では、なぜ今Facebookの乗っ取りが増えているのでしょうか。
これは現在多々あるネットのサービスで、ユーザーがそれらに同じIDやパスワードを使い回していることが一番の原因です。
同じIDとパスワードの組み合わせを使っていると、どこかしらのサイトから漏れたそれらの組み合わせが、LINEやFacebookのログインで試されて、ログインできた瞬間にアカウント乗っ取りが成立してしまうのです。

最近ではIDに関してはメールアドレスが使われることが多いですが、これは公開されているものですので誰でも入力が可能です。
そしてパスワードは本来ならばサービスごとに違うものを登録しなさいと言われることが多いのですが、たくさんのサービスにそれぞれ違うパスワードを登録してしまうと覚えるのが大変ですし、忘れてしまった際にログインできなくなります。
私たち専門家でも、全てのサイトに異なるパスワードを登録している、という人は現実問題として少ないのではないでしょうか。

乗っ取られた場合どんな被害が生じる?

実際にアカウントを乗っ取られた場合、どのような被害が生じるのでしょうか?
今のところ一番多い手口は、乗っ取ったアカウント情報を使って、友達に詐欺ショッピングサイト(一番多いのがレイバンのサングラス販売サイトのようです)へのリンクやそのタグ付けをしまくるという行為のようです。
これを行うことによって、犯人は多くの広告を無料でばらまくことができますが、実はこのショッピングサイト自体も詐欺で、実際に商品を注文してもお金だけをだまし取られて商品は送られてこなかった、という報告があります。

さらに、Facebookアカウントにクレジットカードの登録がされている場合は、Facebookの広告やゲームのアイテムなどを勝手に大量購入されることもあります。
どちらにしても乗っ取られたアカウントは犯人の利益のために自由に使われ、名前その他は乗っ取られた人のままですから、自分のみならず、つながりのある友達に対しても迷惑をかけてしまうケースが多くあります。

乗っ取られないための対処方法

このように、一度乗っ取りに遭ってしまうと非常に厄介なことになりますが、有効な対策はやはり「パスワードを使い回さない」、「パスワードをなるべく頻繁に変える」ぐらいしかありません。
同じパスワードを使用する場合でも、サイトごとに前後の文字や数字を少し変えておくだけで効果的ですので、ぜひ実践してみてください。
そして、各サイトのパスワードはどうしても忘れてしまいがちなので、極めてアナログ的ですが、これは手帳などに書き出しておくのが一番いいかもしれません。

また、意外な盲点として、最近数が増えている公衆Wi-Fiから盗聴されるという可能性もあります。
特にパスワードがかかっていないWi-Fiは、やりとりしたデータがそのまま流れてしまうため、盗聴の危険があります。
できれば使わない方がいいでしょう。

乗っ取られたときどのように対応すれば良いか

万が一、自分のアカウントが乗っ取られたことに気づいた場合は、直ちに今までのパスワードでログインできるかどうか確かめてみて下さい。
ログインできた場合は一刻も早くパスワードを全く別のものに変更することが非常に重要です。
犯人はアカウントを乗っ取った後、本人によってログインできないようにパスワードを変更することが多いので、それを阻止すれば、被害を食い止めることができます。
そして念のため、不正なアプリが登録されていないか、自分の友達が不審な広告などにタグ付けされていないかも確かめてみて下さい。

多くの人がSNSを使うようになってくると、その分犯罪者にとってもうまみが多くなり、常に世界中から乗っ取る機会を狙っています。
ウイルス対策でもそうですが、一度被害に遭ってしまってからではその回復やアカウントの修復には多くの時間と手間がかかります。
人間の病気と同様、予防に力を入れ、乗っ取りをされないような対策を常にしておくことが被害軽減へとつながるのです。

目代純平

インターネットサポートにこだわるITコンシェルジュ

目代純平さん(チェックフィールド株式会社)

Share

関連するその他の記事

自治体トップの「女性は買い物に時間がかかる」発言に違和感。男女間の無意識の思い込みが企業の人材活用にも影響?

男女間の偏った思い込みに違和感を抱く女性の声がSNSでも話題に。企業や組織の中で、個人の能力がもっと生かされるためには?弁護士・中小企業診断士の中澤未生子さんに聞きました。

中澤未生子

中澤未生子さん

女性経営者の志に寄り添い、サポートできる専門家

ブルゾンちえみが本名で活動を決意。30代女性がキャリアアップやキャリアチェンジに気づくタイミングとは?

ある程度社会経験を積んできた30代女性の多くがキャリア形成や人生の方向性に苦悩しています。悩める女性の人生の転換期について、キャリアコンサルタントの大地良枝さんに聞きました。

大地良枝

大地良枝さん

「私を演じる」女性のライフキャリアのあり方提案のプロ

在宅勤務でリモートセクハラが問題に。Web会議のためにテレワークマナーは必要?

在宅勤務が広まるとともに「リモートセクハラ」がSNS上に登場し、問題になっています。快適に在宅勤務を続けるための最低限のテレワークマナーとは?社会保険労務士の谷川由紀さんに聞きました。

谷川由紀

谷川由紀さん

働き方改革支援・アンガーマネジメントのプロ

流行り病を克服した後における組織の在り方について

新型コロナウイルスの影響で、働き方や組織の在り方が見直されているかと思います。戦隊ヒーローとして有名な「ゴレンジャー」をモチーフに、理想的な組織について紹介いたします。

生津賢也

生津賢也さん

経営及び事業戦略構築のプロ

カテゴリから記事を探す

キーワードから記事を探す