アメリカでは加糖飲料に課税 糖分の多い飲料は体に害があるのか?
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ソーダ王国アメリカでも加糖飲料への課税が始まる
最近先進国を中心に、砂糖や人工甘味料が添加された飲料への課税がひろがっています。
そしてついに『ソーダ大国』とも言われているアメリカでもこの流れが出てきました。
このように砂糖や人工甘味料含有の飲食物に対して課税しようとする背景には、税金を増やしたいという考えだけでなく、『糖分のとり過ぎは健康に悪影響を及ぼす』という考えがあるからです。
砂糖のとり過ぎが単純にカラダに良くないというのは子供でも分かることですが、具体的にカラダにどんな悪影響があるのでしょうか?
また、欧米人に比べると実は日本人は砂糖や人工甘味料が入った飲料などをとり過ぎてはいけない理由が実はあるのでご紹介しましょう。
砂糖を摂り過ぎるとカラダにおこること
糖分はカラダにとって大変重要な栄養素です。低血糖は命に関わる症状なので、ある程度の糖分はしっかと摂取することが大切です。
しかしながら他の栄養素と同じようにとり過ぎてしまうとカラダにとってはマイナスになってしまいます。
砂糖のとり過ぎでなりやすい病気の代表と言ったら糖尿病ですが、砂糖のとり過ぎと糖尿病の関係は多くの方がご存知だと思うので割愛し、それ以外に注意したい症状をご紹介しましょう。
それは様々な論文や諸説がありますが私が考えるのは砂糖の摂り過ぎが『骨粗しょう症』『アレルギー』『イライラなどの気分症状』とつながっているのではないか?ということです。
その理由は糖分の過剰摂取により体内のある重要な栄養素が不足するからです。
砂糖のとり過ぎでカラダから不足する『カルシウム』
その栄養素とはカルシウムです。簡単に説明をすると糖分を過剰に摂取するとその分解の過程でビタミンB1と一緒に多くのカルシウムが失われると言われています。
カルシウムと言えば『骨』と『歯』を丈夫にするというのが代表的な役割です。
ですから、昔から『ジュースを飲みすぎると骨や歯が溶ける』などと親に脅されていたのは実は砂糖の過剰摂取がカルシウムを不足させて骨や歯を弱られているかもしれない、という考えから来ていたのです。
そして子供から大人まで多くの方が悩んでいるアレルギー。カルシウムは皮膚や粘膜を丈夫にする働きがあるので、カルシウムが不足するとこれが弱ってしまい、アレルギーが起きやすくなるのです。
アトピーや喘息などがあるお子さん、大人になっても1年中何かしらのアレルギーがある方は多くが甘いジュースや菓子パン、お菓子が大好きな方が多いと感じます。
そして『イライラなどの気分症状』はまさに現代病と言っても過言ではないぐらい蔓延している症状です。
『カルシウムが足りないとイライラする』なんてことを聞いたことがある方も多いと思います。
実はカルシウムは脳神経の興奮を抑える働きもあるので、現代人がこれだけメンタルの悩みが多いというのは糖分のとり過ぎと関係があるかもしれませんね。
糖分たっぷりの飲食物に注意しないといけない日本人ならではの理由とは?
日本人はある意味世界中で、もっとも飲料やお菓子類などで糖分をとり過ぎてはいけない国民かもしれません。
その理由は、スバリ食文化にあります。
お料理をする方にはその理由が良くわかると思います。
それは和食というのは味付けに砂糖を多用する調理法という事です。
調味料を入れる順番『さ・し・す・せ・そ』でもちゃんと最初に砂糖が入っています。
もともと食事から糖分をとることができていた日本人がそれ以外でも糖分をとってしまったら確実にとり過ぎになってしまいますよね。
西洋でデザートの文化が発達したのは味付けで砂糖を使わないので、あえてデザートという形で糖分を取らないと不足してしまうからではないか?とも言われているぐらいです。
『甘い話には要注意』ではありませんが『甘いジュース』にも注意したいですね。
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