毎日、新聞を読むことの重要性について
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東大の入学式で学長が新聞を読むことの大切さを問いかけ
「毎日、新聞を読みますか?」
記事をしっかり読む習慣を身に付ける大切を説き、東京大学の入学式で五神真学長が新入学生たちにそう語りかけました。
新聞をほぼ毎日読む人の割合は、約40%で近年減少傾向にあります。
特に年齢層が若い人ほど活字離れの割合も高く、20代以下の女性はほぼ半数が新聞をまったく読まないと回答しました。
新聞を読まない理由の多くは、パソコンやスマホの普及により、「インターネットのニュースサイトで十分」「新聞の購読料がもったいない」が上位でした。
確かに情報を調べるという点ではインターネットも非常に便利ですが、ここではまずインターネットと新聞の特性の違いについて理解していきましょう。
インターネットと新聞の特性の違い
インターネットの大きな利点は膨大な情報量と、時間と場所を選ばず瞬時に欲しい情報を得ることができるといった点です。
現在でも日々、ネット上のデータは増加しています。
また、自分が検索した履歴から関連のある記事を選出される機能もあり、検索者の興味のある記事を読みやすくなっています。
ただし、新聞に比べて誤報も圧倒的に多く、間違った情報を自分の知識として取り込んでしまう恐れがあります。
ネット上の情報の全てが、質が悪いということは決してないのですが、あまりにも膨大すぎる情報量のため自分の求める最適な情報を洗い出すのは非常に困難です。
一方、新聞は情報が厳選されており、専門性、信頼性も強いため、確実な情報が多いと言えるでしょう。
新聞を読んでいる人の中で、読む理由としては、様々な情報や話題が読めるといった理由が70%を超えています。
専門的な業界の多種多様な動きや、それと関連する他の業界、知らない事、無関心な事でも、社会全体の流れを把握できるというのが大きなメリットとして挙げられるようです。
新聞の記事を読む習慣をつけ知識の幅を増やしましょう
また、新聞は自身で自分本位のアーカイブが可能なため、情報を見やすくまとめて保存することも可能です。
そういったことから、さらに興味をかきたてられ、実際行動に移すといった理想の流れも実現できます。
新聞は、インターネットよりも受動的で興味のない情報も多数載っていることで新たな発見に出会え、知識の幅を増やすこともできます。
このように、記事を読む習慣を身に付け、さらに自分の経験を経て真偽を見極め、知識として蓄積していくことができれば、それが一番だと思います。
最後に、五神真学長の言葉をお借りしますが、「真の知識は人が自ら経験し、思考することによって生み出される」という意識を持つことが重要です。
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