どうすれば、東大推薦入試・京大特色入試で合格できるのか?
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東大推薦入試と京大特色入試は新しいブランドになった
本年度、東大は推薦入試を実施し、京大は特色入試を実施しました。
あまりにハードルが高いとしてネット等で話題となり、どんな受験生が受けに来るのか、そしてどのようなユニークな経歴を持つ受験生が合格するのかと、受験生や教育関係者はその結果に注目しました。
選考基準は学部により独自に設定されるため、必ずしも国際的各種コンクールでの上位入賞が必須というわけではありませんが、極めて高い語学力や成果が顕著であった自発的研究の実績を有する受験生等が合格しています。
一般のAO入試では、部活動やボランティア活動が評価対象とされますが評価基準が曖昧なことから、合格者全体に対する評価が一般入試の合格者に比べて低くなりがちです。
しかし、東大推薦入試・京大特色入試の合格者は、応募条件の厳しさからむしろ逆に、今後一般入試の合格者とは一線を画した評価をされるのではないかと思います。
東大推薦入試・京大特色入試に必要な基礎学力とは?
国際物理オリンピックや国際化学オリンピック等の上位入賞または、TOEFL iBT 100点以上が必要とされている東大医学部の場合は、在学中からこれらのオリンピック等やTOEFL iBTにチャレンジしなければなりませんが、他学部であれば、これらの条件は必須ではありませんので、自分が希望する学部・学科の応募条件をまず調べることです。
ここで重要なことは、決して一芸に秀でた学生を募集しているわけではなく、あくまで基礎学力があることが前提としていることです。
基礎学力とは、原則としてセンター試験で80%程度の得点力を言います。
この点、例えば、京大は特色入試を自ら「学力型AO入試」と称しています。
基礎学力あってのAO入試ということなのです。センター試験で720点相当の学力がなければ、東大推薦入試も京大特色入試も応募する資格がないということです。
学部にも依りますが、このレベルは東大・京大の一般入試のボーダーラインあたりになります。
一般入試でも正面突破できるレベルの学力が必要ということなのです。
東大推薦入試・京大特色入試は一般入試より楽なのか?
東大と京大は基本的に2次試験重視です。
つまり、センター試験で足切りをした後は、2次試験で難解な問題を出題し、高得点の受験生から順に合格させていきます。
したがって、両大学の一般入試を目指す受験生は、センター試験の対策は足切りをクリアできる実力をつけた後は、2次試験のための勉強に専念することが多いようです。
一方、東大推薦入試・京大特色入試の場合には、センター試験の足切りをクリアできる実力をつけながら、同時に各種オリンピック・コンクールのための勉強やトレーニング、TOFEL iBTのための勉強、個人的な興味分野の研究等に、時間を費やすことになります。
決して、一般入試に比べて楽ということはありません。
東大推薦入試・京大特色入試で合格するためにすべきこと
繰り返しになりますが、まず基礎学力の強化をしなければ東大・京大のアドミッションポリーを満たしません。
各種オリンピック・コンクール、TOEFLへのチャレンジは有効ですが、それを目標としてはいけません。
真に重要なのは、学科以外のユニークな得意分野を開拓し実績を積むことです。
受験生の知的好奇心や行動力が本来の学業を超えるレベルであるかを、そのようなオリンピック等の結果を参考にして判断しようとしているだけであるからです。
プレゼンや小論文のテクニックを磨くのは一次試験や書類選考を通過した後で充分だと思います。
仕事で役立つ実践的なマインドマップ活用法を教えるセミナー講師
田村敏明さん(TLI-JAPAN)
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