センター失敗…二次試験で挽回できる?
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まずは志望大学のセンター試験の比率を知る
1月17日・18日で、センター試験が実施されました。センター試験は、国公立大学や、私大のセンター利用入試を目指す人たちにとっての第一関門です。それだけに、センター試験の結果によっては、進路を再考せざるを得ない人も少なくないのではないでしょうか。今回は、センター試験の結果を踏まえ、二次試験で挽回するためにはどうしたら良いのか、戦略の立て方を紹介します。
まず、センター試験を利用する大学の場合、国立・私立に限らず、大学ごとにセンター試験を重視する割合が異なります。志望大学のセンター試験の比率がどの程度なのかを見てみましょう。もし、「センター試験の比率が二次試験の比率よりも低め」であれば、二次試験での挽回はまだ可能性があるということ。逆に、「センター試験でほとんど勝負が決まってしまう場合(センター試験の比率が高い場合)」には、残念ながら挽回は難しいということになります。
二次試験で取るべき点数を把握し、過去問に挑戦
ここが大きな分かれ道となりますが、もちろん、比率だけで判断するわけにはいきません。大切なのは、もう一歩踏み込んで考えるということです。二次試験で挽回するために「二次試験でどの程度の点数を取らなければならないのか?」。それを明確にするようにしてみてください。まず、志望大学別に公表されている「合格最低点/合格最低ライン」を調べてみてください。この「合格最低点」というのは、「それを超えれば合格」ということですので、センター試験の点数を換算し、二次試験で本当に挽回が可能かどうかを確かめることができます。
そして、二次試験で取らなければならない点数がわかれば、実際に過去問に挑戦してみましょう。過去問は、当然ながら「落とすための試験」です。これまで取り組んできたような参考書とは違い、あくまで「取れる所を取る」という形で臨む試験です。この点に注意しながら取り組み、二次試験で取らなければならない点数に近い結果を出せる可能性があるかどうかを見極めてみてください。
センター試験は苦手、でも、二次試験は得意という人も
ここで注意すべきは、センター試験で失敗したからといって、二次試験はそうとは限らないということ。理由としては、センター試験は最初の試験でもあり、誰もが実力を出しきれない試験でもあるということ。そして、何よりもセンター試験で必要とされている能力と、二次試験で必要とされている能力は異なるということが挙げられます。センター試験は、処理能力・正確性・幅広い知識が求められるのに対して、二次試験は一般的に知識の幅が狭く、思考力重視の試験です。つまり、「センター試験は苦手だけれど、二次試験は得意」という人もいますし、その逆もあるということです。これらの点をしっかりと踏まえた上で、二次試験で挽回できるかどうかを見極めるようにしてください。
挽回できる可能性があるとなったら、その後は、二次試験の傾向に合わせた勉強をすることが大切です。科目・分野ごとに過去問からきちんと出題傾向をつかみ、どこで点数を伸ばすことができるのかを考えながら、対策には「参考書」を使用します。分野ごとに1点でも多く取れるよう、最後の最後まで全力を尽くしてみてください。最終的には、過去問で時間配分なども前もって考えておき、当日を迎えることができると良いでしょう。「勝負は決して最後の最後までわからないもの」。悔いのない戦いを最後までしていきましょう。
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