仕事始め、できる大人の挨拶マナー
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新年の挨拶、これまでをリセットするつもりで

仕事始めは、年末年始休暇が終わり新年初出社の日。新しい年を迎え、新たな気持ちで仕事に向かう第一日目です。「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」といわれますが、ビジネスシーンにおいても同様。一年の仕事を有意義にするには、仕事始めにしっかりと計画を立てることが重要です。
さて、そのような重要な意味を持つ仕事始め、まずは気持ちの良い挨拶でスタートしましょう。昨年は、職場の人間関係が上手くいかなかった人、それが原因で仕事がスムーズに流れなかった人、また、逆に良い出会いがあった人、人間関係に恵まれた人、さまざまなケースがあるかと思います。
しかし新年は、どのような状況の人にも等しく訪れてくれます。このタイミングでリセットし、残念だった人は挽回する気持ちで、また、良かった人はさらなる向上を目指して、相手に良い印象を与える挨拶を心がけましょう。
仕事始めの挨拶、5つのチェックポイント
では良い印象を与える仕事始めの挨拶、どのような点に気を付けると良いのでしょう。次の5点を挙げてみました。
□身だしなみ
相手に与える印象では、見た目が大きく影響します。身だしなみは基本です。その中でも、挨拶の際に相手の視線が集中するのは顔。目元・口元・髪は入念にチェックして。
□先手必勝
挨拶は先にした方が、その効果が大きくなります。どんな時にも、自分から先に挨拶することを心がけて。
□笑顔
良い印象を与えるためには、笑顔は何にも勝る助けです。仕事始めに暗い表情では台無しです。普段よりも口角を上げ、笑顔を意識して。
□語先後礼
挨拶の文言を口にしながらお辞儀をしてはいけません。「語先」言葉が先で、「後礼」お辞儀が後です。言葉とお辞儀は別アクションと心得ましょう。丁寧な印象を与えるには、お辞儀をする際頭を下げる時は素早く、上げる時はゆっくりと。
□おへその向き
歩きながらや通りすがりにする挨拶は、相手を軽く考えている印象を与えるので注意しましょう。挨拶をする時は必ず立ち止まり、相手の視線をとらえます。そして自分のおへそを相手にまっすぐに向けているか注意。
1年のスタートは、マナーを守った気持ち良い挨拶で
新年の挨拶は、松の内に済ませるのがルールです。松の内は、関東と関西で時期にずれがありますが、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされます。この時期はビジネスシーンにも反映されますが、新年に初めて訪問する商談先では、1月中旬頃までを目途にすると良いでしょう。
挨拶には、挨拶のマナーがあります。「マナーよりも気持ちの問題だから、様々な決まり事は無意味」という風潮もあるようですが、それは間違いです。マナーは、相手への敬意や思いやりの気持ちを最も効果的に表現できる方法です。
大人の社会人であるならば、決まり事を守ることも社会人としての矜持を持つことと知り、どこでも通用する気持ち良い挨拶で1年をスタートさせましょう。
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