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健康食品の「機能性表示」解禁へ。何を基準に選べば安全か?

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美容・健康

健康食品の「機能性表示」解禁。トクホ並みに?

健康食品の「機能性表示」解禁へ。何を基準に選べば安全か?

健康食品を日頃の健康管理の一環で利用している人も多いと思います。さて、その健康食品ですが、特定保健用食品(いわゆる「トクホ」)のように「食品の機能性表示」を認めていこうという動きが出てきております。

具体的には「◯◯が高めの方に」「◯◯が気になる方に」などという表示が認められるようになり、現行の規制が大きく緩和される見通しです。では、機能性表示が可能になった際も含めて、健康食品を選ぶ際に、どのようなことに注意して安全に選べば良いのでしょうか?

注意したい「薬との併用」「持病との関連性」

健康食品の中には、医薬品との併用に注意が必要なものが多々あります。例えば、緑黄色野菜や納豆などに多く含まれる「ビタミンK」は、血液を固まりにくくする「ワルファリン」と併用すると、その薬の効き目を弱めてしまったりすることがあります。もちろん、このような成分が含まれている健康食品を摂取したからといって、すぐに薬の効き目が弱まるというものでは無いかもしれませんが、リスクを犯してまでわざわざ摂取することはありません。

「ビタミンK」だけではなく、医薬品との併用で注意すべき成分が他にもありますので、医師の処方する薬を服用している場合は、必ず専門家にその薬との併用に注意するべき栄養素があるかどうかを確認する必要があるでしょう。

健康食品選びのポイントとしては、病院の薬を服用している人や、持病のある人は、自分が過剰摂取してはいけない成分や、服用薬との併用に注意が必要な成分をきちんと把握しておくことが大切です。

健康においても、ますます自己責任が求められる時代に

同様に食物アレルギーがある人も当然注意が必要です。食物アレルギーを引き起こしうる成分が、健康食品に入っていることは少なくありません。カニやエビなどの甲殻類由来の成分や、鶏卵由来成分などは多くの健康食品に使われていますが、これらはアレルギーを持つ人が多い食品です。食物アレルギーのある人は「成分表示に書いていないから大丈夫」と安心せず、添加物などに含有されていることもあるかもしれませんので、使用前に確認しておいてください。

健康食品は、ネット通販から観光地のおみやげ物屋さん、100円ショップまで、ありとあらゆる所で購入することができます。だからこそ「自分が摂取してはいけない成分や注意したい成分」などをきちんと把握しておく必要があるでしょう。健康にも自己責任が求められる時代です。しっかりと注意しながら健康な体づくりをしていきましょう。

早川弘太

漢方と健康相談のプロ

販売職

早川弘太さん(株式会社 沢田屋薬局)

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