独女のための賢いボーナスの使い道
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ボーナスの使い道の第1位はローン返済
新聞紙上は、「今年のボーナスは過去最高の伸び率」「6年ぶりに80万円台になった」などと派手な見出しで賑わっています。夏のボーナス推定支給額の平均額は55万円超というデータもあるようですので、喜んでいる人も多いかもしれません。
ボーナスの使い道の第1位はローンの返済だとか。金額的には第2位の貯金とほぼ変わらないようですので、「特別な目的に使う」というより「ボーナスは家計のために使う」というのが、大方の意見のようです(価格.com「夏のボーナス2014 ボーナスの使い道と平均消費金額より」)。
目の前の消費ではなく、将来のための投資を
では、独女(独身女性)の場合、ボーナスの使い道はどうなっているのでしょう?独女といっても状況は様々だと思いますが、家族がいる人と違って「自分が主体」となってお金の管理ができる点は、メリットとして考えたいところです。
ファイナンシャルプランナーとして、独女にアドバイスを送るとしたら「少し多めだった今年のボーナスは、将来の自分に投資を」ということです。ポイントは、目の前の消費ではなく、将来のための投資。例えば「洋服などをボーナス払いで買う」ということは、将来のための投資ではなく「目の前の消費」です。また、今後も必ずボーナスがあるという保証もない今の時代は、ボーナスでの住宅ローンの返済は、予定から外したいところです。
キャリアアップのために勉強したり、投資信託を購入するのもアリ
「将来のための投資」でいえば、キャリアアップのために勉強をするのもアリです。これからますます女性の活躍が期待される世の中になります。時代のニーズに応えるためにも、スキルを身につけていきたいものです。
また、自分自身のスキルアップのほかに、お金にスキルアップしてもらう方法もあります。例えば、下記は比較的チャレンジしやすい金融商品です。
■いつも使っている銀行の定期預金だけではなく、金利が少し有利なネット銀行を利用してみる。
■定期預金オンリーだった人も、安全性が高く、金利も少し有利な個人向け国債を購入してみる。
■思い切って証券会社にNISA口座を開設して、いくらかでも投資信託を購入してみる。
自分で人生を選択できる独女だからこそ、「将来の自分のために投資をする」ということが、賢いボーナスの使い道ではないでしょうか。
年金・資産運用に強い独立系ファイナンシャルプランナー
山中伸枝さん(株式会社アセット・アドバンテージ)
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