いじめの体験を歌に載せて感動を巻き起こした二人の少年
最近は温暖化の影響を受けて、これまで経験してこなかったような気候変動が起きていますね。
気温の上昇だけでなく、その結果として甚大な水害被害や巨大台風など、この先世界はどうなっていくんだろう、と思ったりもします。
例えば台風を例にとれば、台風の強風の真っただ中にいると立っていられなくなったり、前が見えなくなったり、風に振り回されてしまいます。これは台風に限らず、自然災害に自分自身の存在さえ危うく感じられるような危機でしょう。
ところが人間というものは大したもので、そういう台風がいつ・どこで発生して・その後どこへ向かい・いつ頃通り過ぎていくか、と予想することを可能にしたのです。皆さんご存じの天気予報だとか、台風情報です。これがあると、その危機を事前に察知して避けることができたり、仮に巻き込まれても「もう少したてば、この台風は通り過ぎるのだから、しばらくの我慢だ」と冷静に対処ができるわけです。
私のところへ訪れてこられる方々の中には、様々な状況の中で、ご自分自身の感情の嵐に振り回されて苦しんでいらっしゃいます。止めようのない感情の嵐は当然自分自身の日常生活も脅かすほどの危機的な状況です。
こんな時に大切なことは、ご自分を襲っている感情の嵐が「一体どういうきっかけで発生しがちで」「どの程度の強風を起こしがちで」あり、そして嵐が過ぎ去って、「元の平穏ない日々を取り戻すまでにどの程度時間を必要とするだろうか?」、こういう嵐は「一体どのくらいの間隔で発生しがちなのだろうか?」という観察とデータ分析ではないかと思っています。
こういうことがわかれば、自分を冷静に見つめることができるようになります。「今はこんなに苦しいけれど、大体私(相手の場合でも)の場合過去の経験からすれば、何日ぐらい続いて何日後には通り過ぎるだろう。だからそれまでおとなしくして、嵐が通り過ぎるのを待とう」という具合です。
何が起きるかわからない、今の状態がどうなっていくのかわからない、という漠然とした不安が一番自分自身を苦しめるのではないでしょうか?
自分自身の「感情の台風情報」を、過去のデータを参考にたててみませんか?
このコロナ禍もいつまで続くんだろう・・・・、収束予測を誰か明確に立ててくれないかなぁ・・・・。