こころの問題<4> 「健全な自己愛」と「ほどよい自信」
理不尽で異常な暴力をふるい続ける親に、幼い子供が泣きながら謝っているのにも関わらず命を奪われる事件が続いています。このようなニュースを耳にし、子どもたちの写真を目にするたびに、本当に胸が締め付けられるような気になります。
なんとかしてあげられなかったのか・・・・。
しかし他人ごとではありません。皆さんの身近な所でも子供の泣き声や親の怒鳴り声が聴こえてくるようなら、迷わず勇気を出して児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」へ電話をしてください。匿名でも受け付けてくれて、地域の児相へつなげてくれます。
今回の事件では児童相談所の対応が指摘されています。確かに当該児童相談所の対応に問題があったことも事実でしょうが、同時にこれまでどれだけ多くの子どもたちが児童相談所の介入によって救われたか・・・一方でそれも事実なのです。
1人の大人として何とかこういう辛い思いをしている子供たちを1人でも救うことができれば・・と願っています。
ところで最近よく本のタイトルに「毒親」という単語が出てくるようになりました。なかなか刺激的な響きで、最初はちょっと・・と思いましたが、色々な方のお話を聞く機会が増え、先に挙げたような子供が被害となるような虐待事件がメディアで取り上げられるようになり、むしろ「毒親」では軽すぎるのではないか、というような気持にもなってきています。
そしてそういう体験を何とか生き延びても、まだ過去の亡霊に苦しめられながら大人になられた人が確実にいます。
タイトルに挙げた「毒になる親」からの心理的束縛をいかに断ち切ればよいか、この本はその取り組みを具体的に教えてくれています。
もう読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、私の考えも込めて簡単にまとめてみました。
もし今興味があればどうぞ読んでみて下さい。
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