【「先生1.8万人減らせる」本当か?教育現場の諸問題に対応できる?】JIJICOに記事をアップ
マイベストプロの専門家による時事コラムJIJICOに久しぶりに記事を載せていただきました。
内容は「体罰の現状について」です。
かつて大阪の公立高校の運動部顧問の体罰により生徒が自殺をした事件が世間に衝撃を与えました。
その後数年を経て、学校現場での体罰をめぐる状況はどう改善されたでしょうか。
厚労省による最新の2015(平成27)年度調査結果を見ると、全国で体罰により処分等を受けたのは721件で、前年度に比べ231件減となりました。
先の事件が起きた2012(平成24)年度の報告では2,253件、その翌年2013(平成25)年度の体罰による処分等は3,953件となっていたことからすると、体罰に関する報告数はここ数年で明らかに減少しています。
確かに数が減ったことは喜ばしいことですが、それが処分された報告数である事を考えるとそれだけで教育の質が改善されたということにつながるとは言えません。
もちろん体罰は容認できませんが、逆に一部の教育とは言えない暴力の摘発や全体の報告数だけに目を奪われると、それが学校教育全体に及ぼす影響を見過ごすことになりはしないかという危惧も残ります。
現状と課題、そして教育の在り方についてまとめました。
興味のある方は一度以下のタイトルをのぞいてみて下さい。
体罰の報告数の減少は教育の質の改善による結果なのか?