名優・渡辺謙さんが闘病の心境を赤裸に告白した著書「誰?」ー2-
今日は「ゆず」の北川悠仁さんと結婚され,現在二人目のお子さんを身ごもっていらっしゃるという高島彩さんの著書「聞く 笑う、ツナグ。」から。
昔、故・河合隼雄さんが対談で「カウンセラーと俳優は似ているところがある」というようなことを言われていた覚えがありますが、この高島さんの本を読んでいると、「カウンセラーとアナウンサー」も似ているところがあると思います。アナウンサーは話すことが本業なんでしょうが、それだけでなく対談とかインタビューとかをする場面になると、相手の話を引き出す工夫や話を聞く姿勢が求められてくるからでしょうね。
この本には、こういうようなことが書かれていました。“「なるほど」には5つの「なるほど」がある・・・・・使われている相づちに「なるほど」があります。気づくと私も、頻繁に使っています。使っているうちに、このなるほどには、5種類があるのかなと思うようになりました”
そしてその5つの「なるほど」とは
1)基本の「なるほど」:“これは、普通の声のトーンで発音します。「なるほど」肯定も否定の意味もありません。・・・聞いていますよ、というサインで、もっとも使用頻度の高い、「なるほど」です” なるほど。
2)会話を盛り上げる、「あ~なるほど~」:“これは、驚きを示す「なるほど」です。「へえ、そうなんだ!」「知らなかった!」の代わりに使います” あ~、なるほど~。
3)共感を示す「ん~、なるほど」:“「いいお話ですね」「言い得て妙ですね」と、相手の話への共感を示す「なるほど」です。「わかる、わかる」と腑に落ちたときに、その思いを素直に伝えるときに使います” ん~なるほど
4)合いの手としての「なるほど!」:“この「なるほど」は、「そっか!」の代わりになる「なるほど」短く、ぽんっとした語感なので、会話にリズムを生むヌ効果”があるそうです。 なるほど!
5)聞いている人を意識した「なるほど」:たとえばスポーツ中継などで、解説者のコメントが長くなったときに“そのコメントに句読点を打つように、また、改行するように、「なるほど」と短く相づちを打ちます” なるほど
さすがにアナウンサーは言葉のプロですね。おなじ「なるほど」でもいろいろ使い分けているわけです。私なども人の話を聞かせていただくときには、いろいろな相づちを使い分けているつもりですが、その辺りはカウンセラーもアナウンサーも同じだな、と感じました。これから少し気をつけて、アナウンサーの言葉の使い方を勉強させていただこうと思います。
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