いじめの体験を歌に載せて感動を巻き起こした二人の少年
世の中には、人間の心理について「へぇ~そうなんだ」と思わされる研究をされている方がいるもので、今日紹介する研究結果もその一つ。
ハーバード・ビジネス・スクールのAlison Wood Brooks教授によると、人間は不安を感じた際に、大抵の場合は「リラックスしなければ」と思ってしまいがちな傾向がありますが、むしろそういう時は不安感をうまく興奮に変えられるような考え方がいいということです。つまり不安を鎮めるためには逆に興奮状態を湧き起こせ、ということらしいのです。
例えば「明日の会議がうまくいかなければ、一体どんな地獄が待ち構えているのだろうか?」と不安になって夜も眠れなくなることがあったとします。こういう時は「落ち着け、落ち着け。大丈夫。きっとうまくいく」というような声を自分にかけたことはほとんどの方はあるのではないでしょうか?
しかしBrooks教授によると「無理やりポジティブな感情に切り替えようとしても、根底に抱える不安感は変化しません。」と言い、むしろ「自身の行動が成功した際にどんないいことが起こるか、という点に意識を集中させるべき」ということです。
確かにこれは言えますね。スポーツのイメージトレーニングなどで、試合前に今から始まる試合に勝って優勝カップを掲げている自分をイメージする、という方法がありますが、「失敗したらどうしよう」と考えるより「もし成功したら、どんなステキなことになるだろう」と考えた方が前向きになれそうです。
さらにBrooks教授によると少々無理やりにでも「自分はワクワクしている」というような興奮状態に自分を持って行くことが良いとのことで、例えば「明日の会議がうまくいかなければ、一体どんな地獄が待ち構えているのかが、楽しみ」「自分の思った通りにできなかったとき、自分がどんな気分になるのか知りたくて仕方がない」と考えた方がよい、とのこと。なるほど。
これって、要するに自分の状態を「面白がっている」ことなのかもしれませんね。よく「緊張を楽しめるようになったら一人前」なんて言葉を聴きますが、案外こういうことなのかも。一回きりの人生、上手くいっても行かなくても、楽しむに越したことはない、ということでしょうか。「ストレスは、ワシのエサや」という大阪人の名言がありましたが、これぞ、人生の達人。
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