こころの問題<15> 自立の裏には必ず孤独がある
さて、前回は小学2年生ぐらいになって、やっと3歳児反抗が遅れて出てきたA子ちゃんお話しをしました。
★こころの問題<2> 3歳児反抗が遅れて出てきたA子ちゃん
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/52295/
学童期も小学校低学年あたりの場合は、いろいろな問題が行動面や身体面に表れてくることが多いようです。
小学校に入り、様々な仲間集団に属するようになり、集団のルールや集団の中での自分の位置関係に関するストレスが高まってきます。しかしそれがまだ言葉で十分に表現したり思考したりできないことから、どうしても行動や身体症状になって表れてくることがあるのです。
中でも一番子供にとってストレスになるのは、「甘えたくても甘えられない」という依存に対する欲求不満でしょうね。
いろいろな事情があるとは思いますが、乳幼児期から学童期前半にかけては、やはりまだまだ直接的な愛情を求める気持ちが強いようです。
親が忙しくて、なかなかかまってもらえなかったりすると、「見捨てられたのではないか」という不安も湧き起ってきます。さらに親に気持ちの余裕がなかったり、父母の関係が不仲であると、子供ごころにも「これ以上迷惑をかけてはいけない」「甘えるとますます嫌われるのではないか」というような気持になりかねません。
小学校に入り、やっと手が離れて親としても「やれやれ」という気持ちになるのはわかりますが、子供にとってはまだまだ心理的には親離れできない時期だということを頭の片隅に置いてあげてください。
まだまだ甘えたい年頃なんです。
あなたもぜひ一日に一回ぐらい、ギュッと子供を思い切り抱きしめてあげて下さいね。
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