こころの問題<4> 「健全な自己愛」と「ほどよい自信」
私は現在、神戸の元町でカウンセリングルームを開いています。
と、同時に色々な学校にスクールカウンセラーとしても勤務しています。
勤務している学校は、小学校・中学校・高等学校・大学・特別支援学校と、
色々な年代や状況に置かれた子どもや青年たちとも出会っています。
さて、これからしばらくは私が出会ってきた人達やさまざまな例をもとにしながら
各年代で良く見られる心理的な問題や状況を紹介していこうと思います。
ご自分の子どもさんの問題に悩まれている方に少しでも参考になれば幸いです。
ただし今日は1回目なので、大まかな説明から入りますね。
まず、小学校に通う学童期から思春期までの子どもたちの様子を見てみましょう。
学童期と言うのは、基本的に小学生を指しますが、小学生と言っても
低学年と高学年では、全く様子が違います。
低学年はまだまだ幼児期のしっぽを残しています。
低学年あたりで色々な問題を見せる子どもたちは、
まだまだ幼児期の未解決な心理的な課題を積み残しているケースがよくあります。
それに比べ小学校高学年になると、どちらかというと学校生活の中で新たに生じたり
学校生活がきっかけで起こる問題に苦しんでいることが多いようです。
具体的なことは次のコラムからいろいろと紹介していこうと思います。
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