世の中の子育てに奮闘するお母さん方へ贈る、ニュージーランドのステキな詩
先日の東日本大震災の追悼式での宮城県遺族代表、菅原彩加(さやか)さん(19)の言葉は、
同じく阪神大震災を経験した者として本当に胸にこみ上げるものがありました。
部分的に引用すると
「・・・あの日、中学の卒業式が終わり家に帰ると大きな地震が起き、
地鳴りのような音と共に津波が一瞬にして私たち家族5人をのみ込みました。
しばらく流された後、私は運良く瓦礫(がれき)の山の上に流れ着きました。
その時、足下から私の名前を呼ぶ声が聞こえ、
かき分けて見てみると釘や木が刺さり足は折れ変わり果てた母の姿がありました。
右足が挟まって抜けず、瓦礫をよけようと頑張りましたが、
私一人にはどうにもならないほどの重さ、大きさでした。
母のことを助けたいけれど、ここに居たら私も流されて死んでしまう。
「行かないで」という母に私は「ありがとう、大好きだよ」と伝え、
近くにあった小学校へと泳いで渡り、一夜を明かしました・・・」
阪神淡路大震災でも、同様な経験をされた方もいらっしゃることと思います。
「・・・そんな体験から今日で4年。
あっという間で、そしてとても長い4年間でした。
家族を思って泣いた日は数えきれないほどあったし、
15歳だった私には受け入れられないような悲しみがたくさんありました。
全てが、今もまだ夢の様です。
しかし私は震災後、たくさんの「諦めない、人々の姿」を見てきました。
震災で甚大な被害を受けたのにもかかわらず、東北にはたくさんの人々の笑顔があります。
「皆でがんばっぺな」と声を掛け合い復興へ向かって頑張る人たちがいます。
前向きに頑張って生きていくことこそが、亡くなった家族への恩返しだと思い、
震災で失った物と同じくらいの物を私の人生を通して得ていけるように、
しっかり前を向いて生きていきたいと思います・・・」
「諦めない」この言葉を私も心に大切にしまっておこうと思います。
こんな動画もありました。
胸が痛むけれど、彼らの生きた証を決して忘れてはならないと心から思います。