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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

不登校にどう対応すればよいか <後期ー5> -ほどよい無関心とさりげない働きかけー

2014年7月28日 公開 / 2014年8月1日更新

テーマ:不登校を考える

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

不登校になり、一時期何もするエネルギーがなくなったり、部屋に閉じこもってゲームやネットに没頭する段階を経て、少しずつ社会に向けた外向きのエネルギーが出てくるようになってきます。

その時に気をつけなければいけないのは、「喜び過ぎないこと」。

それまで何とか変わってくれないか、何とか動き出してくれないか、と長い年月待ち続けたご家族でしょうから、少しの変化でも飛びつきたくなるのは当然です。
ですがこれまでも繰り返し触れてきたように、喜びすぎて本人よりも周囲の者がヒートアップするのは良い結果につながらないことが多いようです。

大切なのは「ほどよい無関心」

「無関心」というとほっておくように思いがちですが、どちらかと言うと視野の隅で子どもの様子を気にかけてく、と言うような感じでしょうか。決して放任するということではありません。

そして「さりげない関わり」

日常のあいさつから雑談等、やはりコミュニケーションは必要です。最初はなかなか気軽に応じてくれないかもしれませんが、だからと言って子どもが触れ合いを求めていないわけではありません。

ただしこれも「しつこさ」よりも「まめさ」。
一度の関わりでしつこく働きかけるのではなく、さっぱりと、しかし出きるだけ「まめに」声をかけ続けましょう。そのうち、親と関わりあうことに慣れてくれると思います。

「ほどよい無関心」と「さりげない関わり」
なかなか難しいですが、さっぱりと、しかしまめに続けていくことがコツかもしれません。


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