ちょっといい言葉 ③ 光浦靖子さんの言葉「直そう、直そうと思っていても直せないもの、それが個性」
「毎日掃いても落ち葉がたまる。これが取りも直さず人生である」
作家田山花袋さんの言葉。
しみじみと伝わってくるものがありますね。
掃いても掃いても、枯葉がたまる。
「どこまで続く ぬかるみぞ」というフレーズもありますが、
何事についても終わりが知れないというものは辛いものです。
鬱に陥った方の無間地獄のような苦しみは想像するに余りあるものでしょう。
田山さんの言葉ように「取りも直さずこれが人生である」と悟れれば良いのだけれど。
ただ、ただ、その日一日を耐えるだけの日々。
一緒に枯葉を掃いてあげよう、という無条件のやさしさが必要なのかも。
時間はかかるけれど
いつの間にか、吹き抜ける風が、枯葉をどこかに運び去ってくれる日が来るのを
一緒に待つ、ということでしょうか。
取りも直さず、これが人生なのかもしれません。