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コラム
不登校にどう対応すればよいか <後期ー3> ー一喜一憂しないで客観的な目をー
2014年7月19日 公開 / 2014年8月1日更新
不登校も後期に入ると、少しづつ子どもの様子にも穏やかな印象が芽生えてきます。
子供がいつ本当にエネルギーを回復して学校生活に戻れるかは、それはやはり彼らの内面の成熟を待つしかないでしょう。これだけは、こういうきっかけがあれば大丈夫と言うものはないと思います。
ところがそのタイミングを計るということがなかなか難しい。
どうしても親としては、子どもの様子に一喜一憂しがちになります。
無理からぬことでしょう。
しかし、焦ってみてもどうなるものではないと、再び覚悟を決めて下さい。
今のお子さんの状態は、大地に撒いた種が長い冬の時期をやり過ごして、やっと芽吹いた状態だと思ってください。
やっと大地の下から出てきたばっかりの芽を「早く伸びろ、早く大きくなってほしい」とばかりに上にひっぱってみたところで、伸びるスピードが早くなることはありません。
むしろ力を入れすぎてせっかく伸び始めた芽を引き抜いてしまうかも。
やはり「基本は見守ること」でしょう。
冬から春になるのを待つ姿勢はこれまでと同じです。
そしてある程度成長してきたら、そこに肥料を与えることでさらに成長していく、その肥料を与えるタイミングを待ちましょう。
そのタイミングを知るにはやはり客観的な目を持っている、中立的な立場の方の意見を聞いてください。
大体何時ぐらいに、どういう方法で働きかければよいか、
子どもの内面の成長のスピードを知っていて、冷静な助言をしてくれる方にぜひ協力してもらってください。
問題は子どもだけではないのです、周囲の大人もある意味で成長していくことが求められています。
そのためにもよきアドバイザー・相談者をお持ちになることをお勧めします。
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