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不登校にどう対応すればよいか <中期ー7> ーエネルギーを回復するためには 《怒り》ー

岸井謙児

岸井謙児

テーマ:不登校を考える

エネルギーが枯渇しそうな時に、睡眠や趣味・遊びなどが有効だというような話をしてきましたが、それとは別にこういうことが頻発することがあります。

それは「怒り」

怒りというのは思春期の子どもなら親への反発と言う形になりますが、それは自立へのステップである場合もあります。しかし、単にエネルギーがなくなってうつ的になってきた時に、一時的にアドレナリンや交感神経を高ぶらせて興奮状態にするために出てくるときもあります。

そうすることでなんとか自分を奮い立たせている、とでも言った方が良いかもわかりません。

特に長い不登校状態でかなり幼児返りした場合、これまで大人しくしていた子どもが3歳児に返ったような怒りや反抗を見せる時があります。その場合はかなりエネルギーがなくなってきた、ちょっと抑うつ的になってきたのかな、と考えた方が良い時があるのです。

実際子どもの場合のうつ状態と言うのは、成人の場合と違って多動になったり、周囲の人とのけんかやトラブルになることも多いようです。が、それはエネルギーが余っているのではなく、逆にエネルギーがなくなってきているからです。

もちろんこういうエネルギー回復法は、一時的な効果しかありませんし、周囲の人間関係も悪化するので望ましくありません。ですから大事なのは子供がそういう態度をとってきた時にそれに巻き込まれてしまわないということです。

こういう時は親の気持ちの安定が大切です。
ではどうやって親は気持ちの安定を図ればよいでしょうか?

それは次回へ。

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岸井謙児
専門家

岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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