2【金融知識】完全独立型FPの解説動画8分「FPとセミナーの選び方」

198【FP】AI以上のことが言えないFPは不要になるのか
最近、ChatGPTをよく使っています。
月額3,000円程度のプランです。
コラム作成。
家賃改定通知。
調停や裁判の申立書、訴状、準備書面。
講師業のケーススタディ。
カガミとミラーの画像生成。
気が付けば毎日、数時間使っています。
結論から言います。
AIは革命です。
少なくとも私にとっては、
インターネット以来の大きな変化です。
---
■ 便利です。しかし信用はしていません
私はAIを便利だと思っています。
しかし、
信用はしていません。
私はAIを
「記憶力のいいバカ」
だと思っています(笑)。
文章はまぁまぁ、上手い。
構成も上手い。
論点整理も得意です。
しかし、
勘違いします。
余計なことを言います。
自信満々に間違えます。
できないことを
「できます」
と言うこともあります。
だから私は、
便利なアシスタントとして使っています。
今は、AIを教育し、成長させるつもりで付き合っています。
逆に、AIに教育されているのかもしれませんが・・・。
まだまだ、最後に判断するのは自分です。
■調停や裁判で使っている
例えば、
私は現在、
判決待ちの裁判を2件抱えています。
もちろん、
AIにも相談しています。
争点整理。
反論の想定。
準備書面の構成。
判決予想。
かなり活用しています。
実際、
訴状や準備書面のたたき台もAIで作成しています。
もちろん、
そのまま提出するわけではありません。
私が修正します。
それでも、
論点整理や文章構成は非常に優秀です。
現在、
判決待ちの裁判が2件あります。
AIの判決予想が当たるのか外れるのか。
実は結構楽しみにしています(笑)。
もし当たれば、
AIはすごい。
外れれば、
やっぱり記憶力のいいバカです。
どちらにしても、
私にとっては貴重な実験です。
---
■ FPは不要になるのでしょうか
最近、
AIによってFPは不要になるのか、
という話を聞くことがあります。
私はそうは思いません。
ただし、
AI以上のことが言えないFPは厳しくなると思っています。
理由は簡単です。
相談者自身がAIを使えるようになったからです。
---
昔は、
一般回答から個別回答へ進むためにFPが必要でした。
例えば、
NISAをやるべきですか?
住宅ローンはどう考えれば良いですか?
という相談です。
年齢。
年収。
家族構成。
資産状況。
教育費。
住宅購入予定。
そうした条件を聞きながら、
個別回答を作っていく。
それがFPの役割の一つでした。
---
しかし今は違います。
相談者自身がAIと会話できます。
条件を追加できます。
質問を深掘りできます。
一般回答から個別回答へ進むことができるようになりました。
AIが賢くなったというより、
相談者自身が個別回答を作れるようになった。
私はそう考えています。
---
■ AIで変わったのは質問です
私はAIによって大きく変わったことがあると思っています。
それは質問です。
---
昔は受け身でも成立しました。
FPに相談する。
答えを聞く。
それでも何とかなりました。
---
しかし、
AIは違います。
---
質問しないと答えが返ってきません。
---
条件を追加しないと深くなりません。
---
疑問を持たないと広がりません。
---
つまり、
AIを使うほど質問力が求められます。
---
発想力も求められます。
---
同じAIを使っていても、
得られる回答は違います。
---
住宅ローンについて聞くだけの人もいます。
---
住宅ローンと相続の関係まで聞く人もいます。
---
さらに、
人生設計との関係まで考える人もいます。
---
私はAI時代になるほど、
相談者の質は上がると思っています。
---
そして差も付くと思っています。
---
AIは知識を与えてくれます。
---
しかし、
質問までは考えてくれません。
---
だから私は、
AIによって知識格差よりも、
質問力の格差、これによりいろんな格差につながっていくことも懸念しています。
---
■ FPの価値はその先です
では、
FPの価値はどこに残るのでしょうか。
---
私は、
相談者がAIとの対話で到達した結論を超えることだと思っています。
---
AIの回答は平均値です。
---
多くの人にとって無難な回答です。
---
下手なことは言えません。
---
保守的になります。
---
だから、
大きく外すことは少ないでしょう。
---
しかし、
大きく踏み込むことも少ないと思います。
---
相談者がAIと何時間も会話した。
かなり整理できた。
その上で相談に来る。
---
そこでAIと同じことを言っても価値は小さいでしょう。
厳しい言葉になりますが
今でも、一般論しか語れないFPも多く存在します。
まして、AIと比較されていく・・・。
---
私はFPの価値を、
「圧倒的な経験値」
「点と点をつなぐ発想力」
「エッジの効いた提案力」
「喜怒哀楽に寄り添う感情力」
だと思っています。
---
■ 専門家とは何でしょうか
私は、
難しいことを難しい言葉で話す人が専門家だとは思いません。
---
難しいことを、
やさしく伝える人。
---
まずそこです。
---
しかし、
それだけでも足りません。
---
答えを教えるだけなら、
AIでもできます。
---
私は、
自分で考えられるように育てることが専門家だと思っています。
---
人生は毎回違います。
---
10年後。
20年後。
30年後。
---
そのたびに専門家へ電話するのでしょうか。
---
私は違うと思います。
---
自分で考える。
---
自分で判断する。
---
その力を身に付ける。
---
それが本当の専門家の仕事ではないかと思っています。
---
■ 私は予習してから来てほしいと思っています
私はAIを歓迎しています。
---
むしろ、
一般論くらいはAIで予習してから来てほしいと思っています。
---
正直に言うと、
時間の無駄だからです。
---
私の時間単価は高いと思っています。
---
人生も有限です。
---
私は55歳です。
---
だから、
一般論を何時間も説明するより、
もっと深い話をしたいのです。
---
AIとの会話で出てきた結論は妥当なのか。
---
見落としている視点はないのか。
---
本当にやりたいことは何なのか。
---
私はそこに時間を使いたいと思っています。
---
コラムや動画を出し惜しみしない理由も同じです。
---
よく、
「そんなことまで書いていいのですか?」
と言われます。
---
中には、
「営業妨害じゃないですか(笑)」
と言う人もいます。
---
確かにそうかもしれません。
---
しかし私は、
あまり気にしていません。
---
一般論はどんどん公開した方が良いと思っているからです。
---
むしろ、
AIで予習して、
コラムや動画も見て、
その上で来てもらった方が話は早いと思っています。
---
なぜなら、
最後は私が話をすることだからです。
---
■ AIは専門家選びのフィルターになるかもしれません
私は将来的に、
AIは専門家を不要にするのではなく、
フィルターになるのではないかと思っています。
---
例えば、
「住宅ローンに詳しいFPを教えてください」
とAIに質問するとします。
---
すると、
CFP資格。
住宅ローン相談実績。
銀行出身。
住宅購入相談が得意。
そんな条件で候補を絞るかもしれません。
---
ただし、
私はそこにも限界があると思っています。
---
なぜなら、
AIの回答は平均値だからです。
---
結局、
最後は人が選ぶからです。
---
資格だけで選ぶのでしょうか。
---
実績だけで選ぶのでしょうか。
---
私は違うと思っています。
---
その人は何を考えているのか。
---
どんな経験をしてきたのか。
---
どんな価値観を持っているのか。
---
自分と合うのか。
---
そうした部分も含めて判断すると思います。
---
AIはフィルターにはなるでしょう。
---
しかし、
最後は
「誰が言うか」
です。
---
■ 投資ロボットで大儲けできるのでしょうか
では、
投資はどうでしょうか。
---
私は、
AIロボット投資だけで大儲けするのは難しいと思っています。
---
理由は簡単です。
---
平均値になるからです。
---
AIロボット投資は、
証券会社の営業マンや銀行員と少し似ています。
---
知識はあります。
---
データもあります。
---
分析もできます。
---
しかし、
それだけです。
---
下手なことはできません。
---
保守的になります。
---
結果として、
多くの人にとって無難な提案になります。
---
平均に自信がない人には良いと思います。
---
しかし、
平均以上を目指す人には物足りないかもしれません。
---
■ 竹下モデルは再現できません
仮に、
竹下モデルという投資手法があったとします。
---
福岡都心部。
---
築古区分マンション。
---
借入活用。
---
家賃改定。
---
長期保有。
---
しかし、
同じことをしても同じ結果にはなりません。
---
購入時期が違います。
---
金利が違います。
---
物件価格が違います。
---
外部環境も違います。
---
価格交渉力もあります。
決断スピードが違います。
---
不動産業者とのつながりもあります。
---
そして、
当然ながら私自身も間違えます。
---
そもそも、
竹下モデルを100%信用できるでしょうか。
---
私はできません(笑)。
---
■ 本質は変わらないと思っています
私は20年以上、
不動産相場を見ています。
---
販売図面。
---
募集賃料。
---
成約事例。
---
実際の売買。
---
家賃改定。
---
調停。
---
裁判。
---
知識ではありません。
---
観察の蓄積です。
---
HOWTO本もありました。
---
セミナーもありました。
---
YouTubeもあります。
---
しかし、
全員が成功したわけではありません。
---
AIになったからといって、
本質は変わらないと思っています。
---
知ることと、
やることは違うからです。
---
■ AIは実印を押してくれません
私はAIを革命だと思っています。
---
しかし、
AIは実印を押してくれません。
---
責任も取ってくれません。
---
投資でも。
---
住宅ローンでも。
---
人生でも。
---
最後は自分で決めるしかありません。
---
決断力。
---
実行力。
---
そして自己責任です。
---
これからはAIが判断したことの責任まで、
自分で背負う時代になるのかもしれません。
関連記事
193【不動産投資】7月16日の裁判に向けた論点整理 ~鑑定士理論を真面目に考えてみた~
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5226337/
196【住宅ローン】家を買う前に知っておきたい現実 55歳FIRE大家FPの住宅購入論
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5226761/
137【金融】竹下FPのAI評価 動画8分
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5214403/
168【不動産投資】「不動産×テクノロジー」「不動産×AI」信じていいの? 動画12分
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5222714/
155【不動産投資】素人でも裁判できる? 無断転貸362万円請求? AI活用・費用5万円(前半)動画20分
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5219187/
184【不動産投資】素人でも裁判できる? 無断転貸362万円請求 AI活用・費用5万円 完結編 動画6分あり
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5224381/
65【ライフプラン】セミナー動画55分「キャスキットファイナンシャルプランニング」
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5168714/


