155【不動産投資】素人でも裁判できる?無断転貸362万円請求?/AI活用・費用5万円(前半)動画20分

竹下昌成

竹下昌成

テーマ:不動産投資 回収・調停・裁判



*2026年5月10日動画公開しました。
同時に続編170もアップ。併せてご覧ください
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5222886/

155【不動産投資】素人でも裁判できる?
無断転貸362万円請求 AI活用・費用5万円 前半

「裁判なんて普通の人には無理」

そう思っている人は多いと思います。

弁護士に依頼して、
高額な費用を払って、
難しい法律用語が飛び交う世界。

ただ、
今回、自分で調停・訴訟を進めてみて、
かなり印象が変わりました。

もちろん簡単ではありません。

ただ、
実際にやってみると、

「冷静に整理して説明する世界」

だと感じています。

---

■ 発端は家賃改定

最初のテーマは、
無断転貸ではありませんでした。

家賃改定です。

長期間、
かなり安い賃料だったため、
調停を申し立てました。

結果として、

72,400円

81,500円

で調停成立。

継続賃料、
いわゆる「10%ルール」を意識した着地です。

ただ、
その後に違和感が出てきます。

---

■ 「A・B合同事務所」

郵便受けに、

「A・B合同事務所」

という表示。

契約者はAのみ。

しかし、
別人のB名義が表示されている。

さらに調べると、
業界団体にも、
B名義で事務所登録されていました。

つまり、

・郵便受け表示
・業界団体登録
・事務所名義

が全部つながっている。

普通に考えると、

「使ってるよね?」

となります。

---



■ ただし、写真だけでは足りない

ここが裁判の難しいところです。

こちらとしては、

・郵便受け表示
・古い写真
・業界団体登録

がある。

ただ、
被告側からすると、

「写真だけでは使用していたとは言えない」

という主張になります。

実際、
裁判では
「立証責任」
という考え方があります。

無断転貸を主張する側、
つまり原告側が、
証明しなければならない。

ここはかなり勉強になりました。

---

■ 「推認」という考え方

ただ、
逆に言うと、

裁判は
「100%直接証拠だけ」
で決まるわけでもありません。

例えば、

・長期間の表示
・業界団体登録
・説明拒否
・主張変化

などを積み上げると、

「使用していたと推認される」

という考え方になります。

この
「推認」
という感覚は、
実際に裁判をやってみてかなり印象的でした。

ドラマみたいに、
決定的証拠が突然出る世界ではない。

事実を積み上げて、
裁判所が合理的に判断していく。

かなり現実的です。

---

■ 被告側の主張も変化

さらに面白かったのが、
被告側の主張変化です。

最初は、

「Bは使用していない」

という方向でした。

ところが途中から、

「使用はしていた」

ただし、

「補助的使用であり無断使用ではない」

という方向に変わってきました。

しかも、
業界団体登録の証拠は、
被告側自身が提出しています。

裁判では、
出した証拠によって、
逆に事実関係が固まっていく。

ここも非常に興味深かったです。

---

■ 「いつから使用しているのか?」

さらに重要だったのが、
裁判所からの質問です。

「いつから使用しているのか?」

これはかなり重要です。

こちらとしては、
2013年時点の写真もあります。

もし長期間使用していたなら、
損害額にも影響します。

逆に、
被告側は、
使用開始時期をなかなか説明しない。

今回、
裁判所から回答指示が出て、
次回期日で回答予定になっています。

ここも、
かなり裁判っぽい流れでした。

---

■ 裁判は「説明ゲーム」

今回かなり感じたのが、

「説明できない側が苦しくなる」

ということです。

感情ではありません。

・表示
・登録
・写真
・回答経緯
・主張変化

こういうものを、
裁判所が整理していく。

だから、
怒る必要も、
強い言葉も、
実はあまり要りません。

冷静に積み上げる。

これが大切でした。

---

■ AIを投入

今回、
途中からAIをかなり活用しました。

・要件事実整理
・時系列整理
・準備書面
・証拠説明書
・論点整理

などです。

結果として、

調停・訴訟費用は約5万円。

もちろん、
誰でも簡単に勝てる、
という話ではありません。

ただ、

「一般人でも整理して戦える時代」

にはなっていると感じます。

---

■ 管理会社との連携

今回、
管理会社との連携もかなり重要でした。

・現地確認
・写真共有
・進捗共有
・通知管理

こういう地味な積み重ねです。

感情論ではなく、
ルールと事実。

ここを共有できると、
管理会社もかなり協力的になります。

---

■ まとめ

オーナーが、
泣き寝入りして終わる時代ではない。

もちろん、
何でも争えばいいわけではありません。

ただ、

・契約
・ルール
・制度

を適切に使う。

これは大切だと思っています。

今回かなり感じたのは、

「裁判は説明した側が強い」

ということでした。

2026年5月26日結審予定。

また報告したいと思います。

---

■ 関連コラム

111【不動産投資】家賃調停 事例① まとめ収録 動画24分
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5199463/

147弁護士はウソOK!?裁判こぼれ話① 動画11分
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5217888/

170【不動産投資】素人でも裁判できる? 無断転貸362万円請求 AI活用・費用5万円 中編 155の続編 動画15分
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5222886/



\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

竹下昌成プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

竹下昌成プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

不動産投資の経験豊富なお金のプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のお金・保険
  4. 兵庫の不動産投資
  5. 竹下昌成
  6. コラム一覧
  7. 155【不動産投資】素人でも裁判できる?無断転貸362万円請求?/AI活用・費用5万円(前半)動画20分

竹下昌成プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼