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家庭で必ず役に立つ!高血圧についての豆知識その②

山下純司

山下純司

テーマ:健康情報

こんにちは。
朝倉市にある指定運動療法施設フクラメディカルフィットネスのトレーナー、インストラクターの山下純司です。
前回の記事は読んでいただけたでしょうか?
まだの方はこちらをどうぞ。
家庭で役に立つ。高血圧の豆知識

今回は、高血圧をどうしたら予防できるのか?について投稿します。

その①:食塩の摂取量に気をつけること!

食塩摂取の目標は、「健康日本21(第二次)」の目標値では8g未満「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の目標量では、

成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満とされています

また、日本高血圧学会は、高血圧患者における減塩目標を

1日6g未満にすることを強く推奨しています

6gってどれくらいなの?と思う方、こちらの写真をどうぞ

大さじ八分目くらいの量です。
以前の日本人は、1日あたりの塩の量は、20gを超えることがあり、脳血管障害の発生が多かったようです。
1980年以降、徐々に減塩の傾向にありましたが、最近はまた増えている傾向にあるようです。
その背景には、加工食品や外食が増えた事にあるのではないかと思います。
どうしても外食やお惣菜には保存を効かせる為に、塩はかなりの量を必要とします。また、

薄味の食事に、醤油やソース、ドレッシングをかけることや

ラーメーンのスープを飲み干す

とかなりの塩分摂取につながります。
一方、野菜や果物、大豆製品に豊富に含まれるカリウムには腎臓から食塩を排泄しやすくする働きがあります(腎臓の病気がある人はカリウム摂取の制限が必要な場合があるので、主治医と相談する必要があります)。また、カルシウムにも血圧を安定させる効果があります。カルシウムは、牛乳や乳製品から摂取すると、より吸収率が高いことが知られています。これらを組み合わせ、無理のない減塩を長く心がけることが高血圧予防につながります。
下記の表は減塩のコツです。

また日本人では、肥満を伴わない高血圧が半数以上を占めますが、若年~中年の男性を中心に、肥満、特に内臓肥満を伴う高血圧の割合が増えています。このような高血圧では、まず拡張期血圧が高くなりやすく、次第に収縮期血圧も高くなることが経験的に知られています。このタイプの高血圧は、やがて血清脂質や血糖、尿酸、肝機能にも異常を来し、メタボリックシンドロームに進行しやすくなるので、特定保健指導を利用して、進行しないうちに減量を始めることが大切です。
そのほかに、高血圧の原因となる生活・環境要因には、

運動不足、睡眠不足、過重労働、過剰飲酒、寒冷、ストレス

などがあります。
高血圧は自覚症状がほとんどなく、自分では気づかないので、毎年健診を受けることが極めて重要です。健診で行う心電図や眼底検査では、高血圧による長期の影響がわかることがありますので、これらの検査を受けることも有用です。
フクラメディカルフィットネスでは、入会後に採血、血圧、心電図、肺のレントゲンの検査を実施しております。
日頃健診を受けることがない方も、この検査を受けることで、現状を把握することができ、自分に適応した運動処方を受けることができます。
現在高血圧の治療を受けてある方も、併設のクリニックに変えていただければ、

運動と治療で改善を目指すことが期待できます。

次回は高血圧の予防に適した運動について投稿致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日の投稿もこちらのリンクを参照、抜粋させていただきました。
厚生労働省eヘルスネット

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山下純司
専門家

山下純司(トレーナー)

フクラメディカルフィットネス

福岡県朝倉市の医療施設「安岡医院」指定運動療法施設のメディカルフィットネスのトレーナー。医学的サポートにより、薬に頼りすぎない、食事と運動を中心とした生活習慣病予防・健康増進のプログラムが受けられる。

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