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八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

高齢者のための「抗重力筋」。どこを鍛えればいい?

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:カラダ調整体操

こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。


これまでコラムを少々長めの文章で書いてきましたが、
ちょっと今回からより読みやすいように、短めに書いてみることにします。


神奈川地区でミドル・シニア向けの「カラダ調整体操」という
グループレッスンのクラスを複数行っています。
今回はシニアのトレーニングについて書いていきます。



シニアのトレーニング。みんな脚上げやっているけれど・・




ミドル・シニア世代というと、
腰痛や膝痛などの不定愁訴が気になってくると思います。

背中が丸くなったり、姿勢が気になってくる頃でもあります。



そんなシニア向けに様々な筋トレが推奨されています。
重力に負けない「抗重力筋」を鍛えなさいと、言っている先生も多いですね。


確かに姿勢が悪くなるのは、重い頭や胴体が重力に負けて地面に近づくからで、
それに抗う筋力は必要です。
なので、理屈はその通りなのですが、
実際のトレーニング法がみんな間違っていると思います。


立ったり椅子に座ったりして、脚をもち上げるエクササイズやりますよね?
あれはやる意味がありません。
体の抗重力には全く関係がありません。
脚を上げる事だけですよね。

あの筋力を鍛えても、姿勢は絶対によくなりませんし、
膝痛や腰痛も良くなりません。


抗重力筋として鍛えるべきなのは、
脚でも上げるときに使う太ももの前ではなく、
太ももの後ろ側ですね。

あとはとにかく体幹を上へ伸ばす筋力です。
体幹が重力に負けて縮んでいるのですから、
上へ伸ばして戻す筋力をアップしなければなりません。
よく考えてみれば当然の事なんですが、
専門家のみなさん、気づかないみたいです。

お腹 伸ばしトレーニング
当コラムで度々伸びの画像をご紹介していますが、
これが一番大切なんですね。



腕を上げさせると痛みが出る人もいるから、
高齢者にはやらせない方がいいという人もいましたが、
これをやらなくなったら、どんどん体は固まっていきます。
まあ、体の知識が中途半端なトレーナーがやらせると痛めてしまうかもしれないので、
確かにやめておいた方がいいかもしれませんが・・。





来月行う神奈川県のイベント「スポーツコミュニケーションデー」に
参加させていただくことになりました。
神奈川県立スポーツセンターで、10/9(日)に、「健康体操」を実施します。
14時から90分です。
参加無料ですので、お近くの方・ご興味のある方はご参加ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ui6/4/spo-com-day/top.html

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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