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八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

足が速い人はここで見分ける!足が速い人・スポーツで上達しやすい人の脚とは?

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:楽に速く走れる!走力Upのための姿勢動作改善法

こんにちは、
姿勢トレーナーの八巻です。


私は、姿勢トレーナーという事で活動していますが、
姿勢改善はそれ自体が目的なのではなく、
体の不調を治すとか、スポーツ上達を目指すとか、
そのための手段として考えています。

姿勢を改善するためには、正しく体を操作することが必要で、
その操作がスポーツ動作などにも応用できるのですね。
という事で、各スポーツの動作を向上させるというご要望にもお応えしているという訳です。


今回は、「スプリント」=速く走るためのお話をします。


ふくらはぎが太い→私は褒められません。


50m、100mのタイムを上げたい・・・
そう思ったあなたが、より速く走るためにどんな事をしますか?

筋トレで脚力をつけたり体幹トレーニングをしたりして、
筋力を上げますか?


それでタイムが上がるかどうかはさておき、

ふくらはぎが太い足を見て、スポーツパフォーマンス的にどう評価しますか?

「立派な足ですね」と高評価する専門家の方もテレビなどで拝見した事がありますが、
私はふくらはぎが太い足は、
あまり高いレベルのパフォーマンスを発揮出来る足では無いと考えています。


トップスプリンターはもちろん、
各競技のトップクラスの方も、ふくらはぎをみるとそれほど太くありません。
むしろ、足首~ふくらはぎのラインは細いと感じます。



一見、ふくらはぎが太いと、大きなパワーを生み出せそうですが、
そうでは無いのでしょうか?

解説してみたいと思います。


ふくらはぎが太い人は、
ふくらはぎがメインエンジンになっている。



なぜふくらはぎが太くなるのかと言うと、
走る時にふくらはぎをたくさん使っているからです。


反対に、トップアスリートのふくらはぎはそんなに太くありません。

これは何故かと言うと、

トップアスリートと、そうでは無い人とで、
メインで使っている脚の筋肉が違うからです。


トップアスリートはあまりふくらはぎの筋肉を使わず、
お尻やもも裏の筋肉を使っているのではないかと思います。



股関節を使えないから、ふくらはぎを使ってしまう。



人の体で最も大きな筋肉が集まっているのが、股関節です。
股関節から脚を動かす事が出来れば、より大きな力が生まれます。

しかし、ふくらはぎが太い人はそれが上手く出来ていないのです。
股関節が上手く使い切れていないので、
膝関節や足首を使って地面を蹴るしかなく、
その結果ふくらはぎをより大きく太くせざるを得ないのです。



ふくらはぎが太いと、脚は速く動かなくなる。



ふくらはぎが太くなると、他にも出ると思われるデメリットがあります。
それは、
「脚の回転が遅くなる」という点ではないかと思います。


なぜ回転が遅くなるのでしょう?


先が軽い棒と、先が重い棒。
どちらが素早く振れるかを考えたら、すぐ想像がつきますよね?


ふくらはぎが大きくなると、脚の付け根から遠い部分が重くなりますので、
素早く脚が回転し辛くなります。
(メトロノームはまさにその原理ですね)

ですから足を速くしたいなら、
間違ってもふくらはぎを大きくするようなトレーニングなんて
やってはいけないのです。



足を速くするためには、
接地時間を減らす&重心移動を利用する



かといって、太ももの裏やお尻の筋肉を筋トレして鍛えればいいかというと、
そういう事でもありません。


スプリントのタイムを上げるには、
むしろ今までより筋力にいかに頼らずに走れるかを模索するべきでしょう。



股関節を使って走れる人と、ふくらはぎを使って走る人との違いです。

その違いというのが、「骨盤の高さ」と「その上の姿勢」です。

姿勢が崩れると、骨盤の高さが変わります。
より地面に骨盤が近づくんですね。

骨盤が地面に近づくと、脚が「つまる」状態になります。


骨盤の高さが適正だと、脚は骨盤から真下に伸びる事が出来ます。
しかし、骨盤が下がってしまうと、脚は真下に伸びると長さを持て余してしまいます。



立ち姿勢で脚を前後に振り子のように振ってみてください。
一つは伸びをしながら脚を前後に振り、一つはわざとお尻を落として前後に振ってください。

すると、伸びながらだと脚は軽く体の真下で軽く接地し、後へスイングされると思います。
対してお尻を落とすと、体のやや前で強く接地してしまい、
そこから先は膝下だけが動いていく感じにならないでしょうか?

これがふくらはぎが太くなる原因です。


歩き 姿勢
姿勢がよく、骨盤の位置が高いと、股関節から大きく脚をスイング出来るので、
この動作で骨盤を前へグンと押し出してくれます。
重心を前へ前へと押しすすめてくれるのですね。
体が進むスピードに脚の回転が合えば、惰性のついた車のように
少しの力で進み続ける事が出来るのです。


さらに、スプリントの減速の要因として、接地時間の長さがあります。
接地時間が長いほど、地面との抵抗が増えますので
接地時間は短いのが理想です。

ふくらはぎが太い人は上のような姿勢で接地時間も長くなるので、
より筋力で押し出さなくてはならなくなります。
だから太くなるのですね。




という事で、今回はスプリントについてのお話でした。
ふくらはぎを太くしない・過度に使わない走り方を目指せば、
よりタイムが上がっていくと思いますので、

スプリンターはもちろん、サッカーなどのフィールド競技や
マラソンランナーにも参考にしていただけるのではないかと思います。

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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