体を変えるために必要な正しい姿勢・歩き方のお話 ~立つ時・歩く時はお尻を締める??~
こんにちは。
大阪府知事が言ったことで、
うがい薬が薬局から無くなってしまいました・・・
私はこのニュースを聞いて、「今さら?」って思いました。
風邪の予防などのために、前からあるものなのに・・。
それだけ普段から備えていない人が多いって事なのかなと・・
前置きはこのくらいにしまして・・
今日はまた、反り腰とヒップアップのお話
今回は、反響も大きい「反り腰」と「ヒップアップ」についてのお話です。
過去記事
出っ尻&反り腰の原因 とエクササイズ
反り腰になる理由と、ヒップアップ出来ない理由は同じ
今回お話するのは、それらの改善のポイントとなる「関節」についてのお話です。
「反り腰改善」と「ヒップアップ」のカギを握る、”仙腸関節”
皆さんは「骨盤」というワードはもちろんご存じかと思います。
では、見出しにもあります「仙腸関節」というワードは聞いた事、ありますか?
今回のお話のキーワードになります、仙腸関節。
まずはどこにあるのか、お話しましょう。
骨盤というのは、左右の両サイドに大きな骨が一対あります。
この骨全体を「寛骨」といい、この上の部分を「腸骨」といいます。
左右の腸骨が挟み込むようにあるのが、「仙骨」です。
この総称を「骨盤」といい、
腸骨と仙骨のジョイント部を、仙腸関節(丸で囲ったところ)といいます。
仙骨が”起き上がって”しまうと、骨盤は後傾し、お尻が下がる。
仙腸関節は、可動範囲は大きくないですが、
動く事が出来る関節です。
この仙腸関節のアライメントが、
姿勢を左右する大きな要因としてあるんですね。
イラストでざっと描くと、腸骨に対し仙骨は前傾した形で
挟まっているような感じです。
ここをニュートラルにして、わずかに仙骨が前傾&後傾をします。
例えば、このような姿勢をすると、
骨盤は後傾しますが、併せて背骨も後弯と言って、後に丸まります。
それで、仙骨も後へ「起き上がって」いきます。
実線から、赤線のように仙骨が動きます。
で、多くの人が、この赤線の位置の方向へ、
ニュートラルの位置より起き上がってしまった状態で
仙腸関節が固まってしまっているのです。
バレエやヨガ・骨盤エクササイズなどのレッスンで、
寛骨を含めた骨盤自体を前傾させてしまいがちだと思いますが、
重要なのは、仙骨が元の方向へ前傾出来るかです。
おそらく多くのレッスンでやっている骨盤前傾は、
上の赤線のイラストの方で仙骨が起きたまま、
骨盤自体を前傾させているのではないかと思います。
そうすると、仙骨とその上の腰椎とのアライメントが崩れます。
仙骨は後へ起きる方向へ立っているのに対し、
腰椎は大きく前弯していきます。
関節にズレが起こり、痛みを生じやすくなります。
バレエや骨盤エクササイズで腰痛になる人が多いのは、
そこのところを間違ってしまっているからだと思います。
仙腸関節を起点に、カラダを動かせることを目指そう!
ここからは、ヒップ・腰まわりのエクササイズについてのお話です。
腰まわりを鍛えるエクササイズとして、バックエクステンション、
お尻やもも裏を鍛えるエクササイズとして、ヒップエクステンションという
代表的なエクササイズがあります。
実はこれらのエクササイズをする時、
仙腸関節が動いているかどうかが、すごく重要なのです。
ここが上手く使えないと、やっても腰が痛くなるだけで、
お尻の筋肉も鍛えられません。
バックエクステンション
ヒップエクステンション
上体や脚を上げる時に仙腸関節は本来、
前方へお辞儀をするように動きます。
先ほどのイラストの赤線と逆の方向に前傾するんですね。
この動きが出る事で、股関節から結果的にカラダが動くことになります。
お尻やもも裏の筋肉を使うには、脚を後ろに蹴り出す動作が必要ですが、
そこで重要な働きをするのが、「仙腸関節」なのです。
ここが後へ起きたまま硬くなると、その動作が出来ないって事になる訳です。
ヒップアップの姿勢をつくる、調整エクササイズです。
今回お話した、反り腰改善やヒップアップのポイントとなる、
仙腸関節の調整を目的としたエクササイズをご紹介いたします。
やってみて、腰の痛くなる方・既に腰が痛い方は無理に行わないでください。
セルフエクササイズが難しい箇所ですので、
注意しながらやってみてください。