”4本の足”を使って走ろう!
こんにちは。
ようやく心地よい秋晴れが続くようになりましたね。
マラソン・ジョギング愛好者の皆さんにとって、外で走りやすい季節になりました。
今回はそんなジョガーの皆さんに参考にしていただければという記事です。
”いい姿勢”でも、力が入っていたら意味は無い
まずは、マラソンをはじめとして、他のスポーツ・ダンスのパフォーマンスアップにも関係する「姿勢」について。
いろいろなランニングメソッドや姿勢についての記述を目にする機会も多いですが、
そもそも「いい姿勢・正しい姿勢」って、何でしょう?
壁に背中をつけ、どこがつけばいいとかいう目安があったりもしますが、
スポーツをするにあたって大事なのは、その姿勢からいかにすぐ体を動かせるかです。
大事なのは、
「正しい姿勢で、いかに体の力を抜けるか」が大事ではないかというところです。
正しい姿勢がとれたとしても、筋肉が固まって体がガチガチになっていたら動きにくくなります。
体がその場に居続けようとしてしまうので、正しく立てるだけではまだ道半ばなんですね。
姿勢トレーナーが考える、正しい姿勢の目安とは?
ちなみに私が考える「正しい姿勢」は骨格標本で見る背骨がS字の状態に近いほどそれに近いと考えますが、
実際に骨は見えません。
どのようにそうなっているかを判断する基準がある程度必要です。
◎左右の肩甲骨同士が背骨に寄ってなく、その付近は適度に後弯(丸まっている)しているか。
◎骨盤が横から見た際、真っ直ぐ立っているか(前傾or後傾していない)
◎骨盤の真下に大腿骨が伸びているか。骨盤(お尻)が大腿骨に対して後or前にずれていないか
◎上を踏まえて背骨の湾曲が前後左右に極端に大きすぎないか。
そんなところが概ねクリア出来ていれば、
正しい姿勢に近い姿勢がとれていると思っていいでしょう。
より速く走れる、姿勢のつくりかたとは?
これから走ろうという時、壁に寄りかからなくてはチェックできないのでは意味がありません。
ひとまずこうすれば上のチェック項目をクリアする方へ体を持っていけるというストレッチがあります。
それがこちらです。
バレエの回でも同じものをご紹介していますが、つくりかたはもちろん一緒です。
体を上へ引き伸ばす事が、姿勢改善の第一歩です。
とりわけ、骨盤とあばら骨の間=お腹の部分を縦に長く伸ばし、あばら骨を上へ引き上げます。
これをする事で、骨盤の位置も一緒に上がります。
骨盤の位置が上がる事は、ランニングにおいて非常に有利になります。
ストライドも上がりますし、より大きな力を生み出す事も出来るようになります。
その事については次回にしたいと思います。
次回をお楽しみに。