【バレエ・ダンス上達&姿勢改善】指導をしてきてわかった、背骨の中で特に動きの悪いところとは?
バレエやダンス・各スポーツにおいて、
上手な方って普段の立ち方などもすごくキレイで堂々としていますよね!
スポーツやバレエダンスの上達要素として、
「キレイに立てる」というのはすごく重要と考えられます。
実際にそんな立ち振る舞いに憧れを抱いている方も多いでしょう。
今回は、そんな姿勢をつくるためのエクササイズについてのお話です。
”上手なつま先立ち”が、見た目を変える!
キレイな立ち姿勢をつくるために必要な体の動きはいくつかあり、
それらが組み合わさった時にキレイな立ち姿勢になるのですが、
今回はその1つ、「つま先立ち」についてです。
つま先立ちというと、何気ない動作のように感じるかもしれませんが、
実は正しく出来ない人も多いのです。
つま先立ちが上手く出来ないと、
足がむくんだり、外反母趾になりやすくなったりと足のトラブルを引き起こす要因にもなります。
ハイヒールを上手く履きこなせる人は、足が細くスタイルもいいイメージってありませんか?
ハイヒールを履いた姿勢と「つま先立ち」に近い姿勢ということもあり、
つま先立ちの上手さと大きく関係しているのです。
”つま先立ち”が上手な人と、そうで無い人の違い
つま先立ちが上手に出来ている人と、そうでない人は、立ち姿勢にどんな違いがあるのでしょう?
両方を見ると、どちらがいい姿勢かは一目瞭然ですね。
キレイにつま先で立てている方は、どうなっているのかをみてみましょう。
①足首が大きく「底屈」している
まずはつま先立ちの直接的な動作をする、足首をみてみましょう。
かかとが高く上がって、その上に体がのっています。
足首が大きく動く(足裏方向に足が動く事を「底屈」といいます)事によって、
体を上へ押し上げていきます。
対してよくあるパターンである右の姿勢は、あまり足首が伸びておらず、
腰のあたりが前へ出た姿勢になっています。
足首を使って体を上へ押し上げる力が弱いのですね。
ハイヒールで歩くと腰が痛くなる人や、足のゆびが痛くなる人は
右のタイプである可能性が高いです。
②体幹が引き伸ばされている
足首がきちんと動く事はもちろん重要なのですが、
それに加えて体が上に伸びる動作も重要です。
足首の動作に加えて、前回の記事でもとりあげた
骨盤とあばら骨の間を伸ばす動作をする事で、体を上へ引き上げます。
そうすると、かかとが自然に浮いてきます。
キレイな立ち姿勢をつくるのに、体を引き伸ばす方向に筋肉を使う事はとても大事な要素です。
足首の機能向上につながるエクササイズ
では、つま先立ちをキレイに出来るように、まずは足首のエクササイズをやってみましょう。
(体を伸ばす動作については、こちらでご紹介していますので、併せてどうぞ。)
1.足を伸ばして座り、かかとを押し出すようにします。
2.逆につま先を足先へ。足首を伸ばします。
この動作でまず足首を大きく曲げ伸ばししてみましょう。
さらに、この続きをやってみます。
ちょっと変化します。
足首を曲げる動作も加えます。
今度は椅子に座り、
①前回と同じような感じで、足首を曲げます。
一緒に膝も曲げていいです。
ただし、足首を曲げた時、一緒に指が反らないようにしましょう。
②足首を伸ばしていきます。
今度は足首を伸ばすと同時に、指を反っていきます。
拇指球のあたりを押し出すようにすると、その動作がしやすくなります。
膝も伸びていきます。
動作時の全体的な姿勢
このときの足の動き
①と②を繰り返してみましょう。
この足の動きが、立っても同じように使われます。
脚のむくみにも効果があります。
足首の動きが悪いと血流が滞りやすくなってしまうので、
足のむくみにお悩みの方はこまめに行ってみてください。
意外とやり方も難しいと思いますので、
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