体の機能を知って、スキー上達につなげよう!
こんにちは。
今回は、スキーの後傾姿勢改善のお話、その3です。
ふくらはぎの柔軟性チェックでも、後傾しやすさをチェック!
過去2回のコラムでは、股関節まわりの柔軟性が
骨盤の位置や股関節の可動性に影響を与えるというお話でした。
今回はもっと脚の下の方、ふくらはぎの柔軟性がスキーの滑走姿勢に大きく影響するというお話です。
まずは、このストレッチでふくらはぎをストレッチしてみましょう。
どうでしょう?
「結構伸びる・痛い」
という方は、重心が後ろ気味に普段からなっている可能性大です。
言い換えると、
スキー滑走時「すねが後傾しやすい(している)」可能性が高いです。
すねを前傾させる能力=ブーツのタンに圧をかける能力
ふくらはぎが硬いと、この「すねを前傾させる能力」が低くなります。
ふくらはぎは足首を底屈(伸ばす動き)させる作用があります。
足裏が地面に着いている時にふくらはぎが働くと、
すねを後傾させます。
ふくらはぎの筋力が強く硬いと、すねは前傾しにくくなってしまいます。
すねが前傾しないという事は、
ブーツのタンに圧をかけるという、スキーのポジションづくりで重要な要素が難しくなります。
(そこで体をあずけるようにして圧をかけてしまう人が多い)
深くしゃがむ「トイレ座り」がキツいという場合も
ふくらはぎが硬い事が大きく影響します。
これはお尻や背中の硬さも併せて影響してきます。
すねを前傾させる筋肉を鍛えよう!
そこで必要になってくるのが、
すねの前傾能力。
そのためには先程言ったふくらはぎのストレッチは必要なのと、
そして反対側にすねを倒す動作の強化が必要です。
座ってこのように足首を曲げる動作を練習します。
ゆびが反らないように足首だけ曲げるのがポイントです。
これをすると、前脛骨筋という、すねにある筋肉のトレーニングになります。
この筋肉を鍛える事で、すねを前傾させる能力を上げる事につながります。
まずはここが上手に出来るかをやってみましょう。
結構こんな細かいところに目を向ける事で、
私のような40代以上のスキーヤーは滑りが改善したりしますので、
参考にしてください。