外反母趾・足のむくみ改善エクササイズ ~足首を正しく動かせますか?足首を動かす「美脚筋」を鍛えよう!~
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
姿勢・動作の改善を専門にトレーニング指導を行っております。
当方はバレエやダンスの専門家ではないのですが、
バレエやダンスの上達を目指している、主に大人の方が多くいらしてます。
今週は、姿勢改善トレーニングを大人のバレエ上達に生かす例をご紹介です。
なかなか思うように上達しないというお悩みを改善するヒントになれば幸いです。
今回は、「肩を下げるにはどうすればいいか」というお話です。
肩が上がっているのではなく、「体が落ちている」
肩を下げるにはどうすればいいか、
正直、私も指導の中で試行錯誤を重ねた部分がありましたが、
その上で今言えるのは、
そもそも肩を下げる前にする事があるという事です。
肩を下げるのではなく、
”体を上へ上げる”事が必要という事です。
肩が上がっているように見えるのは、
体が本来あるべき位置より下に落ちてしまっているからなのです。
多くの人が陥る不良姿勢は、このイラストの下の二つのような姿勢です。
いわゆる「あばら骨」と言われる、胸郭が重力方向に落ちてこのような姿勢になります。
背中が丸まった左のような姿勢を直そうと、
胸を張ったり腰を反ったりして右のような姿勢にしている人がほとんどです。
これだと、胸郭は落ちたままなので、正しい姿勢とは言えません。
胸を上げれば、肩は下がる
姿勢改善に必要なのは、この落ちた体を元の位置に引き上げる事です。
胸の位置が上がると、肩は相対的に下がります。
こちらの図をみてください。
白い横線は鎖骨と思ってください。
鎖骨は胸の真ん中にある胸骨(白い縦線)から肩の関節へと達しています。
ですので、胸が下がれば鎖骨を介して肩が上がり、胸が上がれば肩が下がります。
それだけ、胸の位置が肩の位置に与える影響は大きいのです。
体を上へ引き上げるには?
胸を引き上げるには、「頭を上へ引かれるように」などの表現もありますが、
大切なのは、胸が落ちた事で一緒に崩れた背骨を元に戻す事も重要です。
脇腹を上下方向に引き伸ばし、骨盤と肋骨のすき間を拡げます。
さらに、肋骨間も閉じてしまっているので、
肋骨と肋骨の間も拡げるようにストレッチをします。
(下の動画でご紹介しています)
肋骨回りを中心に、背骨の動きが制限されていると
基本的な姿勢がとりづらいだけでなく、
筋肉の緊張も起こりやすいので体の動きに制限が出ます。
体を上へ戻し、胸郭まわりを動かせるように改善していく。
これがキレイな肩下げ姿勢への近道ではないかと思います。
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