バレエにも使える!キレイに見える立ち姿勢のつくり方 その2
こんにちは。
東京・中野を中心に主にパーソナルトレーナーとして、
他シニア向けのグループレッスンなども行っております
姿勢トレーナーの八巻です。
姿勢や体の動かし方って、
誰かに教わる事って意外とありません。
子供の頃に無意識に身につけていたりするものです。
そんな中で、得意な動作や苦手な動作が出来、
姿勢も段々その人の癖がついていくのではないかと思います。
大人からバレエをすると、上達は難しいのか?
姿勢改善の指導をしていると、
バレエをしていますというバレエ愛好者の方もご相談に来られます。
大人になってから始めたけど、先生に言われた通りに出来ず、
全然上達しないといったお悩みや、
アンデオールなど、バレエの基本となる動作や姿勢が出来ないというお悩みもあります。
大人のバレエは上達が難しいとも言われます。
それは、
”大人になるにつれて、出来なくなる動作が増えていく”
からではないかと思います。
例えば、子供の頃は前転や後転とか、体反らしとか出来たのに、
大人になったら出来ないぞ・・という動きってありますよね?
そういう出来ない体の動きの中に、
バレエで絶対に使う動きが含まれてしまっていたら、
もう上達は難しいです。
大人になると、背骨の動きが悪くなる。
しなやかな動作を手にいれるには、背骨の動きを柔軟にする事。
バレエやスポーツなどで姿勢が上手くとれないという人は、
普段から姿勢が固定されてしまっているケースが多いです。
姿勢が固定されているというのは、
背骨と胸郭の動きに制限がかかっていると言ってもいいでしょう。
例えばこの姿勢でいつもいる人の場合、
腰がいつも反り過ぎているので、
腰椎を後ろへ丸める動作やその周辺をストレッチする動作が苦手です。
胸もしぼんで落ちています。
胸はアコーディオンのように開く動作が苦手です。
この、腰や胸を拡げる動作が苦手だと、
「肩下げ」や「引き上げ」が上手く出来ません。
さらに、今挙げた姿勢は、体が重力で少しつぶされたような状態です。
体がつぶされると、
関節のすき間にそれだけ余裕が無くなります。
股関節や膝関節ももちろんですが、
背骨もそうです。
背骨の関節間にすき間が無くなると、
前後左右の動きに余裕が無くなりますので
背骨の可動範囲が狭くなります。
大人になると体が動かなくなるのは
こんなところが原因と言えるでしょう。
「胸を張れ!」「頭を引き上げろ!」でまず心がける意識とは?
そんな事が原因で、姿勢が固まり、可動範囲が狭まったら、
バレエやダンス・そしてスポーツでも影響は必至です。
その原因を取り除かないと、上達はおぼつきません。
一番の原因・つぶれてつまった体を引き上げて伸ばす事からやりましょう。
お腹・腰まわりを引き伸ばし、
胸郭を高い位置に引き上げる。
こんな風に閉じてしまった胸を拡げる練習なんかも必要です。
胸を張る動作や、頭や体を引き上げる動作は、
いつも縮こまっている箇所を把握し、
そこをいかにストレッチして上へ挙げられるか。
ここがカギです。
関節の詰まりがとれると、もちろん股関節も動きがよくなりますから、
外旋や内旋といった細かいが大切な動きもやりやすくなってきます。
しっかりとポイントさえ押えられれば、
大人だろうが上達は可能だと思います。
姿勢改善・動作改善トレーニングは、様々なスポーツやダンスの競技力向上にも
大きく役立たせる事が出来ます。
今回は、姿勢改善トレーニングをバレエの上達に生かすという例をご紹介いたしました。
今回はここまで。
次回は、文章内でも出てきた「肩の下げ方」についてお話したいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。