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スキーと膝痛②

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:40~70代のための、スキー上達テクニック

股関節を上手に使えないと、膝に負担がかかる


前回の記事に続き、スキーと膝痛についてのお話です。
(スキーに限らず、膝痛の方には参考になるかと)


前回も述べましたが、
膝が痛くなるのは、膝の筋力が無いとかそういう事ではありません。


前回、股関節が上手く使えないと膝に負担がかかると述べましたが、
股関節が上手く曲がらないと、
足の上に重心が上手く乗りません。

スキーの技術においても足の上に体が乗らないのは不利ですが、
障害予防の観点からもマイナスになります。



こんな感じで上半身の姿勢が崩れていると
股関節まわりの筋肉は緊張してロックしてしまいます。



軽くしゃがんだ時、骨格的にはこんな感じだと
最も股関節はフリーに動いてくれます。
スキー 姿勢


お尻の筋肉の柔軟性が、股関節機能アップのカギ!


では、そのように股関節を動かすために、必要な事とは何でしょうか?

それは、”お尻の筋肉が大きく伸び縮み出来るか”です。


トレーニング指導をしていると、
お尻の筋肉が硬い人が多いです。
これは、普段背中を丸めて骨盤が後傾して座っていたり、
その姿勢で動いていても硬くなります。


スクワットの姿勢
このようにしゃがんだ時に、
お尻の皮膚やパンツの生地が座骨の周辺でストレッチされていれば
股関節の使われ方としては良好です。
お尻の筋肉がこうして伸びたところから、
立つ時に縮みます。
これが繰り返されれば、お尻の筋肉はしっかり稼動し、
股関節は大きく動きます。


股関節を動かすためには、お尻の筋肉はリラックス!



筋肉を大きく曲げ伸ばしして使うためには、
出来るだけ抵抗を少なくしないと伸びにくくなります。

ヒップトレーニングで「お尻を締めて」と言ったり、
その状態のまま歩くとお尻の筋肉が鍛えられるとか言う人がいますが、
これをすると股関節の動きはスポイルされてしまいます。
お尻の筋肉も結果的に質の悪い物になると思いますので、
やっておられる方はご注意ください。


関連動画もございますので、
こちらもよかったらどうぞご覧ください。

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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