【体幹トレーニングの新説】本当に必要な体幹の能力とは、”背骨の動作力”
体幹トレーニングから、背骨へと話が変わってきましたが、
今回は、トレーニング指導をする中でわかった、
人の体で動きが特に悪い人が多いところを
いくつかお話をして行こうかなと思います。
今回はその一つ目。
背骨で動きの悪いところ~腰椎の後弯~
皆さんが「腰が痛い」とよくもんでもらうところです。
ここの動きが悪い人が実際に多いのです。
骨格で言うと、
腰椎と言って、背骨では下の方で、元々やや前弯しています。
ならば「後弯させる必要ないじゃ無いか!」と思われる方もいるかもしれません。
でも、後弯させる能力も必要なのです。
何故なら、後弯させる能力が無いと、
前弯し過ぎた時に姿勢を戻せないからです。
腰反りが起こる原因は・・?
立位姿勢をとった時に多い姿勢です。
これが起こる原因は、
胸郭(あばら骨)が後へ落ちて
骨盤に近づく事にあります。
これによって腰椎が過剰に前弯した「腰反り」になります。
ここをこの姿勢でいつも曲げていると、
腰椎やその周辺の筋肉には負担がかかりますので、
腰の張りなどを感じやすくなります。
この緊張をとるには、過剰に前弯した腰椎を
規定の位置に戻す必要があります。
その際に必要な動作が、「腰椎の後弯」という訳です。
次回はまだあります、背骨の中で動きにくいところを
お話していきますね。