マイベストプロ東京
八巻稔秀

独自のエクササイズで骨格を本来の形に整えるスポーツトレーナー

八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TYカラダ調整セラピー

コラム

体を変えるために必要な正しい姿勢・歩き方のお話 ~立つ時・歩く時はお尻を締める??~

2019年12月2日 公開 / 2019年12月16日更新

テーマ:日常生活で実践出来る、カラダ調整改善法

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 正しい歩き方脚やせ 筋トレパーソナルトレーニング

こんにちは。
私は日頃「姿勢」や歩き方・走り方に代表される「動作」の指導トレーナーとして、
活動をさせていただいております。

そもそも何故「姿勢」や歩き・走りなどの「動作」を指導するのかと言うと、

肩こりのような筋肉の過緊張によって起こる「緊張痛」や、
腰痛・膝痛・外反母趾のような「運動痛」が起こる要因が、
生活習慣によって身についた「不良姿勢」や「不良動作」にあると考えているからです。

そしてまた、これら姿勢や動作の何が正しければ肩こりや腰痛・膝痛が起こらないのかを、
実際の指導を繰り返す事で得る事が出来ているので、皆さんにも自信を持ってお伝えしている訳です。


ですから、例えば「走っていて膝が痛い」や、「バレエで肩が下がらない」というような事に関しても、
姿勢や動作改善の豊富なノウハウの中から改善法を見いだす事が出来ます。



そういう中で人体に最もふさわしい姿勢や歩き方というのが見えてくる訳ですが、
その姿勢について、少しづつお話して行こうかなと思います。
今回は、正しい姿勢をつくるための意識のお話です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お尻は締めてはいけません!その理由とは?



今回のタイトルにある、
「立つ時・歩く時は、お尻を締める」

先日、走り方についての雑誌の記事で見つけました。

その他にも立つ時に意識すべきところを書いてありましたが、
今回はお尻を締める事について触れますね。




結論から言うと、立つ時や歩く時にお尻を締めてはいけません!

何故かと言うと、お尻を締めると股関節が動かなくなるからです!




歩く時には、お尻まわりの筋肉は伸び縮みしている



歩く時には左右交互に脚が前後に動きますが、
この時脚は股関節から動きます。

歩き方 姿勢

前後に動く際、股関節の前後にある筋肉は交互に収縮と伸張を繰り返します。
(例えば股関節前側が縮めば後ろ側のお尻の筋肉は伸ばされます。)



双方がきちんと伸びてくれれば、片方は縮んでくれるというように、
関節が動作をきちんと行うには筋肉の強さと柔軟性が共存しないといけません。


しかし、お尻を締めるとお尻に力が入り、
股関節が途端に動かなくなります。
(皆さん実際にお尻を締めて歩いてみてください)

股関節は出来るだけリラックスしておかないと、正しく動いてくれないんですね。
でも、太ももの前側やお尻の筋肉が硬い人ってすごく多いのです。
これは普段股関節まわりの筋肉が緊張していて、動きに制限がかかっている証拠なのです。



股関節 屈曲と伸展


股関節の曲げ伸ばしを単純に行う動作としては、画像のような「足踏み」があります。
これを高く膝を上げて行うと股関節が曲がりお尻の皮膚や筋肉がストレッチされます。
反対の脚は、股関節の前側がストレッチされ、脚の上まで骨盤・体が移動します。
歩きや走りでも、同じ動きを使うのが理想です。

ランニングフォーム 股関節


しかしお尻の筋肉が硬いと、脚を上げると筋肉が伸びずお尻が下がってしまいます。
股関節の動作不良が起こってしまいます。

股関節 お尻が硬い

股関節が動かないと、膝関節や足首を使って進むしかありません。
そうするとふくらはぎに疲労が起こりやすくなり、太くなります。
(ふくらはぎが太い人は、股関節を上手く使えていない人と言ってもいいでしょう)




こんな感じで今回は立つ・歩く(走る)時の姿勢のつくりかた・お尻を締めるのはありかなしかをお話しました。
お尻を締めて立ったり歩いたりすると、股関節まわりの動作が悪くなると覚えておきましょう。
立つ時は逆にお尻はリラックスです。
スタートを間違えてしまうと体はあらぬ方向へ行ってしまいますので、
メソッド・方法の選択はお間違えないようにしてください。

この記事を書いたプロ

八巻稔秀

独自のエクササイズで骨格を本来の形に整えるスポーツトレーナー

八巻稔秀(TYカラダ調整セラピー)

Share

関連するコラム

八巻稔秀プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-7188-8785

 

指導中電話に出られない事が多いので、出来るだけメールフォームでのお問い合わせをご利用くださいませ。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

八巻稔秀

TYカラダ調整セラピー

担当八巻稔秀(やまきとしひで)

地図・アクセス

八巻稔秀のソーシャルメディア

youtube
YouTube
2024-03-14

八巻稔秀プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のスクール・習い事
  4. 東京のスクール・スポーツその他
  5. 八巻稔秀
  6. コラム一覧
  7. 体を変えるために必要な正しい姿勢・歩き方のお話 ~立つ時・歩く時はお尻を締める??~

© My Best Pro