正しい姿勢の作り方 姿勢維持するためのコツは、「崩れ方を知ること」
前回は、体幹は固めずしなやかにというお話をしました。
https://mbp-japan.com/tokyo/karadachosei/column/5028969/
その理由は、背骨には曲がる・回るという機能が備わっており、
その機能は、四肢の動きとも連動しているため、
背骨の機能が失われると、体全体の機能に影響が出てしまいます。
体幹がフレキシブルに動けば、
手足もよりダイナミックに動かせますが、
体幹を固めてじっとする癖をつけると、
体もその場で留まってでないと筋力を発揮しにくくなります。
スポーツでは逆に不利になりかねません。
前回も言ったように、
必要な体幹の能力は動かないようにするのではなく、
「体を元に戻す」能力です。
手の上に棒を乗せて倒れないようにする時に、
手を動かしてバランスをとりますよね?
それと同じく、頭が落ちないように体勢をガチっとするのではなく、
背骨を微妙にたわませながら体勢を保つのです。
それをするには、背骨の動きの悪いところを
動くように改善してあげる必要があります。
背骨の動きの悪いところがあると、
それが体のゆがみとなって現れます。
背骨の動きを改善し、
バランスがとれると、復元力の高い体幹になり、
結果「ぶれない体幹」になるのです。
補足解説:背骨の動きについて
背骨は例えばこのように、左右にカーブ出来る。
これがどちらにも同じように曲げられれば、
元の真ん中に戻る事も容易だが、
普段からどちらかに偏った姿勢だと、
すぐに行きやすい方に体が崩れ、
逆の方向へ戻る事が難しい。
両方向への動きが均等になっていくと、
体は崩れにくくなるのだ。