マナーうんちく話509≪「女しぐさ」と「男しぐさ」≫
例年ゴールデンウイークが明ける頃は「5月病」で憂鬱になる人が多いようですが、今年は「コロナ病」でしょうか・・・。
外出自粛、休校、度重なる不安や恐怖によるストレスなどで、そろそろ我慢も限界に達した人も多いのではないでしょうか。
そのうえさらなる自粛要請では、便利で豊かな生活しか知らない若い世代にとっては、無理もないことだと思います。
今まで頑張ってきた自分も周囲の人も「良く頑張った」と、まずは褒めて下さい。
ただしこれですべて解決というわけにはまいりません。
戦いはまだまだ続きそうです。
しかもいつ終わるかもわかりません。
さらに気持ちを引き締める努力も必要です。
しかし我慢は、いつかは報われるものだと考えます。
今我慢した経験は、これから歩む「人生100歳時代」を、必ず豊かにしてくれるはずです。
だから先人は多くの「我慢」「忍耐」の大切さを説いた諺を残しているわけでしょう。
こんな時だからこそ、「人生100年時代」をハッピーに生きるために必要な、我慢や苦労としっかり向き合こともお勧めです。
今は世界中の人が目に見えない試練と戦っています。
こんな時には、目に見えての前進が実感できないものです。
しかし過去にもそうであったように、苦労や我慢に耐えてウイルスに打ち勝って、振り返った時には素晴らしさがよく解ると思います。
またこの経験は次の苦難に直面した時に役に立つはずです。
実際サーズやマーズを経験した国では、その苦い経験を活かし、いち早く適切な対応して、功を奏した国もあるようです。
我慢も限界にきている時期ですが、解決の兆しが見えない以上どうすることもできないことも確かです。
今の我慢を前向きにとらえるより仕方ないと思うのですが・・・。
ちなみにまだ若い頃に、先輩や上司から「贅沢は敵だ」とか、「欲しがりません、勝つまでは」という標語をよく聞かされました。長い戦いと物資不足に困窮した、第2次大戦の非常時の標語です。
豊かさと便利さに慣れ切った現代人にとっては衝撃的で刺激的かもしれませんね。
また人と人との戦争と、人とウイルスの戦いは異なりますが、難局を根性で乗り切ろうとする意気込みは、ひしひしと伝わってきます。
いすれにせよ早い治療薬の登場を待つばかりで、当分は我慢が続きそうです。
ちなみに戦時中は、日本では英語は敵国の言葉として使用されませんでしたが、国際化の今は非常時でも難しい横文字が多いですね。
誰にでも容易な「わかりやすい日本語」で表現してもらえればありがたいのですが・・・。
日本には非常に長い歴史を有する「日本語」という立派な言語があるのに、こんな大切なことをなぜ横文字で表現するのか理解に苦しみます。
新型コロナウイルス対策は、世界はもちろん、日本国民全体の問題です。
だったらすべての日本人に正しく理解できる、わかりやすい日本語でお願いしたいものです。
加えてこれからもできる限りの我慢は致し方ないと思いますが、今回国から示された「新しい生活様式」には、アナログ人間の私にはなじめません。
困ったものです。
最後に我慢、我慢でつい怒りやすくなりやすいと思いますが、くれぐれも矛先を向けるのを間違えないで頂きたいと思います。