マナーうんちく話1850《お金だけではない老後の不安「高齢期を幸齢期にするために③」》
百歳高齢者表彰制度がスタートした昭和38年には、日本に100歳以上の高齢者が153人存在していたといわれています。
それが昭和53年には1000人になり、平成10年には10000人の王台に上り、さらに平成30年には69785人になりました。
48年連続で過去最高を更新し、「人生100歳時代」という言葉がすっかり定着した昨今、個人の人生設計も社会の仕組みも大きな変革を遂げようとしています。
老いも若きも全ての人が「人生100歳時代」を自分の事として捉え、考える必要があるということです。
これは何も日本だけではなく世界的傾向のようですが、日本がその最先端を走っているのは間違いないようですね。
ちなみに世界的に見て、100歳以上の人口の一番多い国はアメリカで約72000人、ついで日本が2位、3位は中国、4位にインドが続きます。
アメリカも中国もインドも人口が多いので上位にランクされますが、人口10000人当たりの100歳以上の数は日本がトップで5.5人です。
ところで国際化の進展とともに海外在留邦人の数も増加傾向にありますが、現在アメリカ国内には約42万人の日本人が生活しているそうです。
その人たちも例外なく高齢化しています。
そんななか「週刊ニュヨーク生活新春特別号」において、在米邦人の高齢化と老後の準備、年金、介護、相続といった問題に対し、「私たちがアドバイスする人生いきいき。日本のプロが在米の皆さんに」という特集が組まれ、その中で私のコラムも紹介されました。
内容は「加齢を華麗に」というタイトルで、前人未到の高齢社会を迎えるに当たり「セカンドライフにおける大切な課題と対応策」について包括的に触れています。
字数の制限もあり、詳しく触れることはできませんでしたが、取り上げたテーマは下記のとおりです。参考にしていただければ幸いです。
〇自分ファーストで描く豊かな「未来設計」
〇氾濫する情報に振り回されない自分流の「経済基盤の確率」
〇誰もが予備軍!避けて通れない「介護」の問題
〇自分への最高のご褒美「健康」
〇心理的報酬を視野に入れた「生きがい作り」
〇多様な意味を有する「定年後の仕事」
〇高齢期の明暗を分ける「周囲との人間関係」
〇地域に役立つことで見つかる「地域における存在感」
〇「逝き方」を選ばなくてはいけない時代がやってきた
栄養、衛生状態の改善、医療技術の進歩や医療制度の充実、加えて平和が加味され世界屈指の長寿を手にいれた日本では、同時に「二毛作の人生」も可能にしました。
二度目の人生は高齢化を前向きに生きる自分流の哲学を持ち、体と心の健康に努め、自分も輝き社会にも役立つ生き方をお勧めしています。
現在県内外で、社会福祉協議会、教育委員会、地域包括支援センター、寿大学、老人大学、婦人会、多様な組織の女性部、企業、公民館などで《加齢を華麗に生き、高齢期を【幸齢期】に彩る人生100歳時代の幸せ探し》というタイトルで、「シニアライフアドバイザー」「健康生きがいづくりアドバイザー」「マナー講師」の立場で講演活動に精を出し好評を得ております。
お気軽にお問い合わせください。
講演時間は90分くらいから180分くらいが多いのですが、時間や対象者により内容が多少変わります。
全ての面で柔軟に対応させていただきます。