マナーうんちく話521≪お心肥し≫
世界屈指の長寿になった長い人生で、気の合う人と楽しい時間を共有できるということは最高の喜びだと思います。
結婚の目的はまさにここにもあるのではないでしょうか。
特に気の合う人や親しい友人、家族、伴侶との食事は大切にしたいものです。
たまにはお洒落して外食に出かけるのもいいでしょう。
高級レストランなどフォーマルな場所では緊張が伴うかもしれませんが、店の人は、来て頂いた全てのお客様に気持ちよく食事をしてもらいたいものです。
わからないことがあれば遠慮なく尋ねたらいいでしょう。
またテーブルマナーは洋食と和食では大きく異なることをぜひ心にとめて置いて下さい。
和食の店はどちらかといえば男性優位ですが、洋食の店はレディーファーストを大切にしてください。
和と洋の習慣を上手に切り替えることが「気配り上手」のポイントですが、いずれも服装にも気配りが必要です。
またお店の人への態度はとても大切です。
サービスを提供する側とされる側には上下関係はありません。
くれぐれも横柄な態度をとることなく、誰に対しても丁寧に接してください。
加えて帰り際のお礼の言葉をお忘れなく。
自慢の腕を振るって「手作りの料理」でもてなすのもさらにいいでしょう。
プライベートな食事会であれば、「鰯の丸干し」でも立派な尾頭付きです。
みんなでわいわい楽しく食べれば食卓の料理はすべてご馳走です。
これからはどんな人であれ、料理に興味を持ち、手作り料理ができるようになりたいものです。
自分の作った料理で、客人をもてなすこと実にハッピーなことです。
そして食事が終われば全員で後片付けになります。
どんな金持ちであれ、地位の高い人であれ、みんな平等に皿洗いやテーブルを片付けます。
古今東西生きることは食べることは普遍です。
他者、食材等に配慮した「美しい食べ方」は、身も心も美しい生き方に直結します。