マナーうんちく話499≪習慣は第二の天性なり≫
旧暦では10月の事を「小春」といいます。
新暦では11月から12月の始め頃ですが、日頃の寒さが打って変わって温かい日差しに恵まれ、陽気になることが有ります。
そんな日が「小春日和」です。
菊が咲く頃に晴れるのが「菊晴れ」、続いて小春日和と、寒さの中にも心がホッと和む日が有ります。
そしてそんな穏やかな日が何日か続くと、春に美しい花を咲かせる花が勘違いして咲くことが有ります。
一般には「狂い咲き」といわれますが、「忘れ花」「帰り花」とも呼ばれます。
こんな勘違いだったら歓迎ですね。
しかし今咲いたら本番の春にはどうなるのでしょうか?
少々不安になりますね。
ところで仕事やボランティア活動などで不安が生じることはありませんか?
色々な活動や仕事には常に迷いや不安は付き物だと思います。
しかし不安ばかりではないはずです。
苦労してやり遂げた時の達成感や、人に喜んでいただいた時のやりがい。
仕事は辛い面も多いでしょうが「生きがい」も多いはずです。
それがみじんも感じられないとすれば、その仕事が向いてないかもしれません。
一度よく考えてみることも大切かもしれませんね。
但し短気はいけません。
私はマナー講師であると同時に「健康生きがいづくりアドバイザー(厚生労働省所管[財]健康生きがい開発財団認定)」でもあり、生きがいづくりの講演やセミナーも担当させていただいております。
ちなみに「やりがい」とか「生きがい]は崇高なものですが、いつも感じられるものではありません。
むしろ仕事に熱中している時には全く解らないと思います。
それをやり終えて、結果が出て初めて実感できるものだと思います。
是非この事を参考にして考えて下さい。
加えてもう一度自分のできること、やりたいこと、価値観などについて見つめ直すのもお勧めです。
またどんな仕事においても人間関係は大切です。
「先手必勝の挨拶」「清潔感の漂う身嗜み」「笑顔」「姿勢」「話し上手は聴き上手」「ちょっとしたありがとうの言葉」「賞賛」などのスキルを磨き、良好な人間関係作りが必要です。
それらが整ったら再度自分自身を見つめ直すのがいいでしょう。
仕事や人生に前向きに取り組む姿勢を大事にすれば、かなり不安や不平は少なくなるでしょう。