マナーうんちく話299≪賢くて暖かい食生活のお勧め≫
最近、国や県や市町村の重要政策の一つとして「子育て」が大きな話題を呼んでいます。
「子育てするなら○○市」というキャッチフレーズをよく見かけますね。
高齢者が増える一方で、子どもが少なくなり、人口が減少している現状からすれば、まさに的を射た政策でしょう。
そのあおりを受けてでしょうか、昨年は「子育てお母さんのスキルアップ」に関連した講演依頼が多く、その傾向は今年になってさらに強くなった気がします。
そんなご依頼に対して私が提案させていただいているテーマは「自分も輝き、躾に役立つマナー」です。
日本では「子は親の背中を見て育つ」、ヨーロッパでは「雛鳥は親鳥の通りにさえずる」と言われております。
つまり子どもが、身も心も健やかに育つには親の力量が大切だ!と言うことで、古今東西普遍でしょう。
だから、先ずは親自身が輝いて欲しいとおもいます。
一番理想的なことは、結婚が決まった時点で「親力」をつける努力だと思いますが、披露宴、新婚旅行、新居のことが先にたち、このような認識を持たれることはあまりありません。
また、このような講座もあまり見られませんね・・・。
ブライダル関連雑誌も多いですが、儲けにつなげなくてはいけないので、ウエディングドレスや披露宴グッズ、新婚旅行、結婚指輪、新居に関する記事がおおいようです。
数年前に、あるホテルが結婚が決まった花嫁とそのお母さんを対象に「花嫁講座」を開催し、それを担当させていただいたことがあります。
単に、挙式や披露宴の提供ではなく、これから結婚される人にとって、非常に大切な様々な知識や気づきを提供することはとても素晴らしいことで、必要なことでもあります。
夫婦円満のポイント、食事の大切さ、近所づきあい、健康管理、家計管理等、母親になるまでに学ぶことは本当に多く意義あることですが、これは正直、民間では難しいと思います。
なぜなら、このような講座は必要ですが、儲からないからです。
ではどうするか?
公の機関、例えば公民館などが前向きに発信すべきだと思います。
現時点ではあまり見かけませんが、本気子育ての重要性をうたうのであれば、検討してみる価値はあると思います。
私が主宰する「岡山ハッピーコミュニケーション」「ハッピーライフ創造塾」では、教師、プロ司会者、笑顔クリエイター、ファイナンシャルプランナー、健康管理士、管理栄養士、健康生きがいづくりアドバイザー、キャリア教育、マナー、コミュニケーションのプロ達がタッグを組んで「親力向上講座」「家庭力向上講座」等を、これから積極的に発信して参ります。
子育てにとって「親の在り方」「家庭の在り方」はとても大切ですから、それなりの経験や知識や人柄を備えた講師陣で臨むところが大きな特徴です。