マナーうんちく話890《「愛する」は「愛される」より美しい》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

昼休みに同僚同士4人で食事に行きました。
係の人がメニューを持ってきました。

この時、あなたは以下のどのタイプですか?
○自分の希望するものをさっさとオーダーする。
○他の人の好みを先に聞く。

ともすれば、人は「優しくしてほしい」「愛されたい」「幸せにしてほしい」と受け身の要求をしてしまいがちです。

何かを期待する事ばかりの人が多いような気がしますが、色々と相手に求めるばかりでは、事はうまく運びません。

長年縁結びのお世話もしておりますが、最近特にこの傾向が強くなってきた感があります。

求めてばかりではなく、先に自分から与えることをお勧めします。

優しくしてほしいという願望は誰しもあります。

だったら先に、自分から優しく接することです。
愛されたいと思ったら、自分から愛することが大切です。

「愛」とは本来代償を求めないものだと思います。
人に思いやりや、愛を発信することで、自分自身の心が満たされて、人生が心豊かになるわけです。

これが愛することの代償ではないでしょうか?

優しさや、思いやりの心は有しているが、行動に移せない人も多々います。

マナーとは、思いやりの心を抱き、それを言葉や態度や文章等で表現することです。

その表現の仕方は、国々の文化・国民性・気候風土・宗教等により様々ですが、身近な人に表現するのは消して難しいことではありません。

ポイントは先ず、相手の立場になることです。
そうすれば、恥ずかしいという思いより先に行動に出ます。

皆でレストランに行けば、先に「何にする?」のひと声がかけられる人になって下さいね。
こうすれば、自然に自分の人生が好転します。

ビジネスでも、恋愛でも、結婚でも最終的には人柄がモノを言います。

《愛するは 愛されるより 人を幸福にし 豊かにする》と、ドイツの詩人であり小説家でもあるヘルマン・ヘッセは言っています。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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