マナーうんちく話284≪梅雨明け10日、ご自愛を!≫

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。

ちなみに、梅雨が明ける!の「明ける」の意味は、「終わる」と言うことですが、
明けましておめでとう!の「明ける」の意味は、逆に「始まる」ですね。日本語は、ややこしくて難しいです。

ところで、日本は世界的に四季が美しい国で、一年を通じ、暑い(寒い)時期から、寒い(暑い)時期へと、穏やかに移り過ぎて行きますが、梅雨が明けた時だけは、気候の変動はとても厳しいようです。

梅雨の終わり頃は、毎年そうですが、嫌と言うほど雨に見舞われ、今年も各地で大きな被害が発生しました。
「もう雨はこりごりだ!」という気分に陥ります。

気分も沈みがちですし、経済活動も元気がありません。
全般的に、ネガティブになります。

しかし、一旦梅雨が明ければ、状況は大きく変わります。
ビアガーデン、海水浴場、プール、アウトドア等など、まるで水を得た魚のようになります。

そして、温度計の目盛りがウナギ登りに上昇し、暑さで参った体をクールダウンしてくれる水が大変恋しくなります。

人間ばかりではありません。
畑の野菜も一様に水を欲しがりますので、水やり仕事が欠かせません。


春の訪れを詠んだ「ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」という歌があります。

また、「あききぬと めにはさやかに見えねども 風の音にもおどろかれぬる」という、秋の訪れを詠んだ歌があります。

いずれも大変有名な歌で、良くご存知だと思います。

これらの歌のように、日差しや、吹く風により、季節の移ろいを感じるくらい、何もかもゆっくりと、穏やかに推移するのが日本の四季の素晴らしいところですが、梅雨明けだけは、四季の中でも、最も変動が大きく注意が必要です。
これも、ある意味では、日本の四季の大きな特徴ではないでしょうか?

ところで、「梅雨明け10日」という言葉をご存知でしょうか?

今はあまり聞かなくなりましたが、梅雨明けのちょうど今頃から、8月頃までが一番、暑くて晴れの多い、いわゆる夏らしい安定した日が続くと言う意味で使用されます。

乾ききった体や心に、何か潤いの欲しい季節です。
新たな活力を求めて、色々な事に挑戦されるのもいいですが、その前に健康が一番です。
水分補給と睡眠とバランスの良い栄養は特に大切です。

梅雨明けを機会に、身体にも素敵なマナーを発揮して下さい。


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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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