ネットに管理、支配される社会 ~私たちの心はどこに置き忘れてきたのか~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:メンタル・メディア・ネットカルチャー(話題性・関心事)

現代はすっかりインターネットが普及・定着し
個人的には無縁に感じるような人でも
どこかで関わりを持つ時代になりました。

それくらい暮らしを支える基盤となったネット社会ですが
豊富なコンテンツに溢れ
昼夜を問わず飽きることのない情報や娯楽に囲まれ
いい事ずくめのように感じる一方
生活に支障をきたすほどの社会問題にもなっています。

インターネットがなかった時代には
世の娯楽といえば知れていますし
現代とは比べ物にならないほど
余暇を楽しむこともできたのではないでしょうか。

しかしネットが浸透してからは
余暇なのかアクティブなのかの境界線もなくなり
寝ているとき以外は常にネットの中で生きているようで
私たち自身の活動も落ち着くことがなくなってしまったように感じます。

何もしていない
ボーっとしている時間はないのではないでしょうか。

というよりできないのかもしれません。

ネット社会以前には
娯楽は娯楽であり、余暇は余暇として楽しめ
同じ談話をするにしても
昔は談話は談話として楽しんでいたものが
現代ではどこかに(最後には)ネットが据えられているような感じで
談話の内容(質)も違ったように思います。

私たちはどこに自然(自然体)を感じれば良いのでしょうか。

もはや休みなど与えられず
AIのように常に稼働し続けなければいけないのかも知れません。

現代社会はネットに縛られているように感じませんか?
ネットの監視のもとで生きさせられてるように感じませんか?

もしもっと先の未来人から見れば
私たちは奴隷のようにネットに支配されていたように見えるかも知れませんし
インターネットなどという旧時代の遺産より格段に優れた
電脳社会の文明に生きているのかも知れませんよ。

いずれにせよ便利を手に入れた代わりに
生き苦しさも手に入れてしまった現代社会において
どうしたらネットから逃れられるのか思案しながら
失ってしまった何かを取り戻そうと模索しつつ
もがき苦しんでいる姿が今の私たちのように思えてなりません。
(決して悪い意味ではなく
私にはネットに溺れ、抜け出せずにいる姿がそう見えてならない)

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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