人生とは自分一人だけのものなのか ~私は私であって私ではない~

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

私は人間関係が怖い。
人と関わることがしんどい。
できることなら誰とも関わらず一人で生きたい。

そう思ってはいるものの
実際人は一人では生きられませんし
誰かと関わりながら生きていかなければなりません。

一人の世界で生きたい。

これは私個人の思いであり
思いが叶うわけがなくこの世界で生きることがしんどいのですが
個人の思いから脱却して理論的に考えてみると
人は単一で一つの細胞です。

人が細胞であるという理論の詳細は
拙著「時間の始まり」の中でもお話してますが
単に細胞の集まりであり、集合体であるといった意味での細胞ではなく
この世界の構成要素(機能)としての細胞であるということなんですね。
(拙著「時間の始まり」購入ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0788YNVJL/

人はこの世界で、細胞としての働きをしているわけです。

詳しくは機会があればお話させていただくとして
ここで私が言いたいのは
人も一つの細胞であると考えるなら
やはり人間一人では生きられないという事実。

このように理論的に考えることで
私個人はこの世界で人と関わりながら生きるのがしんどいですが
わずかながらでもこの現実を受け入れることができるのではないでしょうか。

しんどさは変わらなくても
自分が何者なのかを自覚することによって
そのしんどさも幾分和らぐのかもしれません。

この世でのしんどさは自分のものではない。

自分は細胞でしかないのだと知れば
私が苦しんでいるのではないと思えるし
人(他人)もまた細胞なのだと知ることで
人やこの世界の見方や見え方も違って見えてくるのです。

もっとも、どのような見え方をしたところでこのしんどさは変わりませんけどね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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