あなたは自分の目で見たものは信じられますか? ~私たちの意思ではなく、社会(技術)がフェイクを作り出している~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:メンタル・メディア・ネットカルチャー(話題性・関心事)

現代社会においては
SNSなどインターネットの世界で写真や動画の投稿が流行っており
日常の中で誰でも簡単に写真を撮って投稿できる時代になりました。

昭和の時代には写真とは専門家に撮ってもらう記念写真くらいしか
一般庶民には触れる機会がありませんでしたが
画質(解像度)そのものの向上も手伝って
それが本物なのか作り物なのか見分けがつかないほどになりました。

更にはAIやフェイク画像(動画)の登場により
SNSをはじめとしたインターネットの世界では詐欺行為といった
犯罪や情報操作の横行が目立っています。

私たちの身近な日常においても
スマホなどに収められている写真を見せてもらっても特に疑わず
素直にその写真の見たままの感想が出てくるのではないでしょうか?

最初からこれは本物か作り物なのかと疑問を持ち
分析的に見ることはありません。

カメラの機能としても
AIを用いた自動補正・修正画像を容易に撮れますし
撮影者本人も気づかないうちに(意図せず)
実物とは異なるイメージに仕上がってしまうケースも考えられます。

特に機械操作に不慣れな高齢者を想像してみれば
それこそ容易に想像できるのではないでしょうか?
(自らの意思で、狙い通りに撮影された写真ではない)

カメラやAIが勝手に美しく映えるように撮ってくれるんですね。

便利な時代は欺瞞に満ちた世界を作り出してしまったわけですが
そんな中でパッと写真(映像)を見て
それをそのままダイレクトに、実物そのものの姿であると認知してしまうことは
科学技術の進歩と利便性が生んだ、現代社会が抱える弊害だと言えるのではないでしょうか。

実際SNSでの投稿もそうですし
マッチングアプリなどで詐欺行為も確認されていることから
写真を見てこれは実物と同じであると思い込まないように注意が必要です。

本人は意図していなくても
写真は実物よりキレイに仕上がっているのだ
実物は写真を見て受けた印象とは異なるものであると念頭に置いて
ある意味では疑ってかかった方が良いのかもしれませんね。
(相手の人間性を疑うというより、犯罪被害対策にもなる)

これだけ画像補正技術やAI、フェイク画像が蔓延しているのですから
自分が見たまま受け取ったままを信じないようにし
画像(写真)に振り回されないように気をつけてください。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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